日刊サンWEB

過去記事サイト

ハワイ王国廃止124周年 記念集会を開催

Bynikkansan

1月 21, 2017

政府廃止124周年を記念して17日、“ロイヤル・オーダー・オブ・カメハメハ1世”は、イオラニ宮殿の向かいのキングストリート沿いにあるカメハメハ大王像で集会を開催した。

 

“ロイヤル・オーダー・オブ・カメハメハ1世”はハワイ王国の主権を奨励し保護する為にカメハメハ5世によって設立された団体。 2014年のメリー・モナークで総合優勝したカ・レオ・オ・ラカ・イ・カ・ヒキナ・オ・カ・ラが代表してホオクプ(捧げ物)と儀典を行った。

 

ハワイ王国政府は1893年の1月17日廃止された。ハワイの最後の統治君主は廃止に抵抗したが、リリウオカラニ女王が流血を避け人々を救うために彼女の権力を譲った。彼女は、合衆国が正式なハワイ王国の立憲君主として彼女を復活させるよう願うと声明を発表した。

 

しかし、それが実現することは無かった。 この日、ハワイ中の支部から集まった同団体のメンバーらが代表して、ネイティブハワイアンの国家を作り上げた努力へ向けられた最近の内務省の規制に対する宣言と声明を発表した。 彼らは何十年もの間、政府は無くてもハワイ王国は今も存在しているという立場を維持してきた。

 

そして、いつかハワイの人々にとって正当な政府を取り戻すため努力するという公約を掲げてきた。 同団体のメンバーはこの主張がハワイから人々を追い出したりアメリカ合衆国から分断するという意味ではなく、再設立された政府が、現在“譲渡した土地”として保管されているすべての土地の継承者になることを意味していると話す。

 

1993年の100周年の時には、議会を通過した“謝罪決議案”にビル・クリントン大統領がサインした。これは合衆国を代表してハワイ王国廃止の関与についてネイティブハワイアンに対し謝罪する内容であった。この時に初めてアメリカ合衆国政府は公式にネイティブハワイアンの君主制の崩壊を認めた。 午前10時から開始した集会は、誰でも参加できる集会であったと、団体側は話していた。