日刊サンWEB

過去記事サイト

マウイ島コーヒーショップのミュージシャン 今度は、ハリウッドの大ステージで驚愕の競演!!

Bynikkansan

8月 20, 2016

マウイ島パイアのコーヒーショップで、レゲースターのマティスヤフ本人とは知らずにマティスヤフの曲を歌った男性、アラマさんが大きな話題になったが(既報)、今度は、マティスヤフがアラマさんをハリウッドの大舞台に招き、大勢のファンの前で一緒に演奏するというサプライズまでプレゼントした。 おまけにこの男性、保護観察中の身でマウイ島を出ることが禁止されていたのだが、マティスヤフらが検察に掛け合ってまでロスのステージに立たせため、ファンの間でさらに話題が盛り上がっている。

 

このきっかけを作ったのはブルックス氏。同氏がコーヒーショップでアラマさんが『One Day』を歌っている模様を録音し、配信したのだ。一方、アラマさんは、まさか一緒に歌い始めた人がビルボードホット100チャートにランクインしたレゲースターだとは全く気付いていなかった。 このビデオが2週間の間に約300万回も視聴され、マティスヤフとブルックスさんから電話をもらう結果になった。「ハリウッドで一緒に演奏しよう」と招待されたのだ。 フェイスブックにその様子が投稿されたのだが、アラマさんは2人に「実は逃走中の身で、少しだけ事情を話します。保護観察処分違反をしてしまったのです」と打ち明けた。

 

アラマさんは「そのためにマウイ島を離れることができない」と話すと、ブルックス氏とマティスヤフは電話をかけ始めた。 それから数日後、アラマさんは、マウイ郡検察と公選弁護人から、「コンサートに出演するためにロサンゼルス行きの飛行機に乗っても良い」との許可をもらった。そしてレゲースターはアラマさんをスポットライトに照らし、忘れることのできない時間を与えたのである。

 

ブルックス氏は検察に感謝しながら「彼は良いことをしたと思います。そしてわれわれは、彼を無事ハワイに返す必要があり、これを機会にし彼は責任をもって更生することができるはずです」と話した。 検察は、アラマ氏に「土曜日にはマウイ島に戻るように、さもないと刑務所行きの可能性がある」と伝えた。ブルック氏は「コーヒーショップで出会ったチャンスは、ポジティブなものだったと信じている」と話し、「今回のことは少なくとも彼にポジティブなチャンスを与えた。恐らくこれで彼は心機一転、新しいスタートを切れるでしょう」と語った。