ザ・バスとザ・ハンディバンの料金が今年後半に引き上げられる可能性がある。 1月23日の市議会予算委員会は、コバヤシ議長提案の77号法案(2018)を採択し、バスの片道運賃を2.75ドルから3ドルに、一日乗車券のパスを5.50ドルから6ドルに、月間パスを70ドルから80ドルに、年間パスを770ドルから880ドルに引き上げる案を可決した。 同法案によると、高齢者IDカードを持っている65歳以上の利用者のシニア・パスを月額6ドルから8ドルに、年間パスを35ドルから45ドルに引き上げる。シニア用の一回乗車券と一日乗車券の運賃は、それぞれ1ドルと2ドルに据え置かれる。 ザ・ハンディバンの運賃は、片道2ドルから2.25ドルに引き上げられる。パラトランジットのIDカードを持っている乗客に対しては、ザ・バスの利用を奨励するために、その年間パスの価格を35ドルから10ドルに引き下げる。 ユース向けのバス運賃は変更なし。 予算委員会は、同法案を採択したが、市議会の議決には付託しないことを決めた。代わりに予算委員会、コールドウェル市長、一般市民とで時間をかけこの法案の内容を検討し、低所得の利用者を支援するプログラムを検討することになる、と予算委員会マナハン委員長は述べた。 コールドウェル市長は昨年、ザ・バスとザ・ハンディバンの運賃引き上げを提案したが、その上げ幅が大きいこととでシニア・障害者への配慮が足りないとの批判を浴び、提案は否決された。そして、10月に前議長のマーティン氏がコバヤシ案の原案を提案した。コバヤシ議長は、このマーティン案の大人運賃プランをそのまま残し、シニア向け運賃引き上げ幅を圧縮した案を提案した。 バス運賃は2018年1月1日に引き上げられたが、パラトランジット運賃は2001年に1.50ドルから2ドルに引き上げられたきりである。運輸サービス局は、コバヤシ案を支持しているが、準備の関係上、引き上げ実行日は7月1日になる、と述べた。
(日刊サン 2019.02.02)