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海洋浄化装置が修理の為ヒロに到着

Bynikkansan

1月 26, 2019

デービッド・イゲ知事が9日、銃の連射装置の販売、所有、製造を禁止する法に署名した。連射装置を所持している人は30日以内に警察への提出が求められる。

 

オランダの起業家が開発した海洋浄化装置が、修理のため、117日にヒロ港に到着した。

3カ月前にボイアン・スラット氏によって設立された非営利団体のオーシャン・クリーンアップは、カリフォルニアとハワイの中間にある太平洋ゴミベルトに「システム001」(ニックネームはウィルソン)と呼ばれる2千フィートの長さでU字型の浮輪を設置した。浮輪は海面に浮いているが、下に付いた10フィートの長さのスカートが海中のゴミを回収する。太陽光発電のライト、カメラ、センサー、衛星アンテナが装備されている。

12月下旬、その浮輪の1つが外れ漂流したが、すぐに回収された。しかし修理の必要性が出てきた。

当初、ウィルソンが組み立てられたカリフォルニア州アラメダに戻される予定であったが、漂流していた地点がカリフォルニアよりハワイに近く、安全面を考えヒロに曳航されることになった。

同団体によると、部品は失われておらず乗組員は全員無事で、同浮輪が漂流するまでにおよそ4,500ポンドの海洋ゴミが回収された。

このシステムは9月にサンフランシスコ湾で進水し、2週間の試験運転を行い、10月に太平洋ゴミベルトに到着し運用開始された。

24歳のスラット氏は、オランダの高校の科学プロジェクトを遂行中に、海流を利用してプラスチック・ゴミを回収するアイデアを思い付いた。2012TEDx会議でこのアイデアを発表し、1年後にオーシャン・クリーンアップを設立した。同団体は、エンジニア、研究者、科学者等の80人以上を擁している。目標は、このシステムを使い、5年ごとにゴミベルトの50%のゴミをクリーンアップすることである。

写真:https://www.theoceancleanup.com/

(日刊サン 2019.01.26)