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溶岩が海に向かって流れている様子の 最新映像と写真を公開 ハワイ火山観測所

Bynikkansan

7月 9, 2016

ハワイ火山観測所は2日土曜日、溶岩の流れている様子の新しい写真と映像を公開した。 映像は、パホエホエの溶岩が、現在平原となっている古い溶岩の上をゆっくりと流れている様子をとらえている。またプラマ・パリに、早い動きのアア溶岩が流れ落ちている様子も見られる。しかしながら、崖に流れ落ちているアア溶岩のほとんどは、固くなった溶岩で覆われている。 溶岩は先週廃墟と化したロイヤルガーデンズ区画のそばの崖まで到達した。

 

それ以来、溶岩の流れの先頭が広がりはじめ、海にむかって1/4マイルまで進んだ。流れは、5月24日から開始して以来プウ・オオの東側の坂を4.7マイル以上進み、海から約1.8マイルのところにある。

 

6月30日木曜日以降は、1日153ヤードの割合で進んでいると科学者は語った。 ハワイ郡は、木曜日の夜から毎日午後3時から9時の間溶岩観測のために駐車場エリアを開放し、訪問者がカラパナの舗装された道路の端に駐車し、ハワイ火山国立公園の入り口につながる緊急アクセスロード沿いを3マイル歩くことを許可している。

 

郡当局は、道路の周りの溶岩で覆われた土地のほとんどが個人所有の土地であり、一般のアクセスはごく限られていることを促している。また、トイレ施設も限られており、飲用水はない。ハイキングを予定している人たちは、適切な服装と靴を身につけること、また日差しから守るもの、水、そして、日が暮れてから歩いて戻る場合は懐中電灯を持参することが望ましい。

 

溶岩の流れは公園内でも観測でき、そして、アクセスロードから溶岩の流れまで往復8マイルの徒歩となる。 しかし当局は、このハイキングは、鋭くて固い溶岩で大きな割れ目があるところを歩くことになるため、初心者には難しいかもしれないと警告している。

 

また、溶岩の流れに近づくのも危険である。溶岩から発しているガスは有害で、溶岩がいっぱいになり、ガスが溜まり起こるメタンガスの爆発の危険性もある。 今回の溶岩の流れは5月24日に始まり、起源であるプウ・オオの東側の坂から約4.7マイル動いている。

 

前回の溶岩は、2012年11月から2013年のはじめの数ヶ月の間で、平原と海に達した。 科学者たちは、現在の流れもまた海へ到達する可能性があるが、溶岩は予測不可能なため、海に到達する前に止まる可能性もあると述べた。