NFLは、2017年のプロボウルの会場をフロリダ州オーランドに移すと発表した。フロリダの中心地でゲームが開催されるのは、多年契約が結ばれた最初の年となる。 オーランドに試合会場を移すことで、NFLはプロボウルウィークにディズニーやスポーツ専門チャンネルのESPNとタイアップができるようになる。
「我々は、ファンや選手のためにプロボウル体験について再考し、すべてのレベルのフットボールの試合を執り行えることにとても興奮しています」とNFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏は語った。「ディズニーとESPNとのコラボレーションは、青年たちと家族向けのエンターテイメントの最高峰に近づけることになります」
NFLのイベント担当上級副社長ピーター・オレイリー氏は「我々がプロボウル会場を別の場所に移動することを決めたことは、資金調達やアロハスタジアムまたはゲームを主催するためのハワイの開催能力とは関係していません。私たちはハワイとのパートナーシップも価値あるものとしており、今後3年間も、我々のコミュニティからハワイの非営利団体に補助金を寄与して参ります。そして、ハワイ州やハワイ州観光局とも今後も機会があるごとに一緒に働いていくつもりです」と述べた。 NFLは感謝の証として今後3年間、毎年10万ドルをハワイの非営利団体に提供する。
プロボウルは、2015年にアリゾナ州でスーパーボウルが開催された後、ハワイに戻ってきた。アロハスタジアムは、1979年以来37回のうち35回試合とほぼ毎シーズンゲームを開催してきた。
お互いの同意により、NFLとハワイ州観光局は契約を3月31日から5月31日に延長していた。 ハワイ州は、プロボウルを主催するためにNFLに500万ドルを支払い、それによりハワイの経済に数千万ドルをもたらした、とハワイ州観光局は述べている。2017年度分に組まれた予算は、スポーツ競技の支援や、ハワイアンカルチャーや環境の保護、コミュニティの祭事やイベントのスポンサー、ハワイの最大市場(アメリカ本土と日本)の観光マーケティング強化などに使われる。