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eシガレットの液体で 中毒になる子どもの数が増加

Bynikkansan

5月 21, 2016

電子タバコ「eシガレット」の人気が上昇するにつれて、子どもたちが中毒になる件数も上昇している。 eシガレットの中に含まれている液体のニコチンが子どもたちの手に渡ることで、このシガレットによる毒性が全米で広がっている。

 

ナショナルポイズンデータシステムによると、2013年から2015年で6歳以下の子どもたちが、eシガレットによるニコチン中毒になった件数は、およそ1,500%にまで上がっている。

 

では、ハワイの若者たちはどうだろう? ハワイでもeシガレットの毒性は問題になっている。健康緊急管理サービス&怪我予防策システムのマネージャー、アルヴィン・ブロンステイン医師は、「約70%の相談の電話が子どもたちで、残りが大人になります。2014年と2015年はその件数が急激に上がった」と語る。

 

2014年は、ハワイでeシガレットによる中毒は18件あり、そのうち11件は、5歳以下の幼児であった。 2015年は、合計で25件に増え、そのうち17件が幼児であった。 「子供たちは、腹痛に吐き気をもよおし、その後眠気がおそい、そのまま昏睡状態に陥り、呼吸が止まり、発作を起こします」とブロステイン医師は語った。

 

また、eシガレットの液体は、たいてい子供たちが吸うのを防ぐ安全装置があるが、それがいつも機能するわけではないという。 ブロステイン医師は、ハワイ州は今年もこの件数を監視していると話す。 過去2年間、ハワイでの子どもたちの間で、洗濯洗剤の誤飲による中毒も増えている。 もし自身や自身の子供たちが、何かの化学物質や毒性のものにふれた場合は、早急に正しい処置が施される場所へ連絡するべきである。

 

毒物ヘルプ・ホットラインの番号は、1-800-222-1222。