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ソーラー・インパルス2 オアフ島を離陸 世界一周飛行再開

Bynikkansan

4月 30, 2016

バッテリーの問題でオアフ島に9ヶ月間滞在していた太陽光飛行機は、ようやく21日木曜日、世界一周の旅を再開した。

ソーラー・インパルス2は、ハワイ時間午前6時15分頃カラエロア空港を離陸した。世界飛行する初の太陽光飛行機となる飛行船の立案者である、パイロットのアンドレ・ボルシュベルク氏とベルトラン・ピカール氏は歴史的瞬間を迎えた。

 

次に向かうのは、カリフォルニア州のマウンテンビューで、ピカール氏が、13レグのうちの7レグ目を一人で飛行している。23日土曜日の夕方までには着陸すると予想されている。

 

2015年7月、ソーラー・インパルスは記録破りの日本−ハワイ間のフライトを達成したが、1年で終了する予定だった計画を変更することになった。118時間にも及ぶフライトで、飛行機のバッテリーがダメージを受け、遅延となってしまったのだ。冬の日照時間が短くなることと、修理時間が必要だったことから、パイロットたちは、飛行機の出発日を延期した。

 

新しいバッテリーが1月にオアフ島に届き、整備士たちは、バッテリーを取り替え新しい換気装置と冷却システムを設置するために、計器類周辺の作業にとりかかった。パイロットたちはまたアメリカ本土に向けての次の飛行が安全であることを確かめるために、複数回試運転をした。

 

ソーラー・インパルスは、2015年3月9日、ドバイのアブダビから最初の航路を出発し、またここが最終地点になる予定である。