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ホノルル市議会、ペット条例を改正へ

Bynikkansan

11月 30, 2019

 ホノルル市議会の公園・地域サービス・政府間問題委員会は11月12日、登録済のイヌとネコにマイクロチップを装着し、ハワイ動物愛護協会に義務付けられている迷いイヌ・ネコの保管期間を9日から5日に短縮する59号法案を満場一致で仮承認した。  

 同法案はその後、市議会本会議の第2読会で表決され、再度同委員会に戻され、本会議の第3読会で最終表決が行われる。  

 

 同法案を支持するハワイ動物愛護協会は、同法案による規定改正により動物管理法の近代的で思慮深い実行が可能になると主張しているが、ペットストアのオーナーは、協会に過剰な権限を与えることになると反対している。現在の市条例では、生後4か月以上のイヌに、登録と鑑札の装着を義務付けている。この費用は、避妊手術を受けているイヌは10ドル、受けていないイヌは28ドル50セント。2年ごとの登録更新が必要。審議中の法案では、イヌとネコが登録の対象となり、ともにマイクロチップの埋め込みが義務付けられる。

 

 動物愛護協会は、「マイクロチップは一度装着すれば替える必要はなく、その装着費用は通常25ドル以下で、同協会では20ドルである」と述べた。本土では、マイクロチック装着の制度導入によりペットの登録件数が3倍に跳ね上がったという。  また、保管期間の5日間への変更はペットが精神的ストレスを受ける期間を短縮し良い結果につながる、と説明した。同法案では、保管期間が過ぎた場合、ペットを預けた飼い主は、ペットを連れ戻すか、他の飼い主を探すか、安楽死させるか、を選ぶことになる。 現条例における登録されていないペットの保管期間は48時間で、これは審議中の法案でも変更されない。

 

(日刊サン 2019.11.23)