「トキめかないものは片付けよう」というコンセプトを世界中の人たちに植えつけた、お掃除専門家としてアメリカで大成功した近藤麻里恵さん。その彼女が、自分自身がときめく、つまり「スパークジョイ」する125種類のセルフケア、ホームウェアの商品を、オンラインで販売開始しました。ただ、ファンの中ではこの彼女の新しいベンチャーに疑問を感じている人もいるのだとか。
その理由は、そもそも断捨離コンセプトを売りにしていた彼女が、セルフケアやホームウェアなどモノを売って、結果として家がモノだらけになってもいいのか?と批判する海外ファンのオンラインコメントが炎上したから。
そんなオンライン・へイターたちに対して、近藤さんはこのように語っています。「私のお掃除メソッドは、モノを捨てることなのではなくて、自分がときめくものに対する感覚を高めると言うことです。捨てる作業が終わると、自分にとって本当に意味があって、ときめくものだけを買って置いたりするスペースができて、自分の好きなものだけに囲まれて幸せに暮らすことができます」と説明しました。一時期、“コンマリ”・ブームで、とにかくモノをやたら滅多ら捨てると言う動きがハワイでもありましたが、自分にとって大切で意味があるものにこだわったりその意識を高めると言うところが本当のポイント。
いまのところオンラインショップでは、チューニングフォークやローズクオーツのクリスタル(75ドル)や大きなサービングボウル(220ドル)などが売れ線。近藤さんは自分のオンラインショップのローンチをウォールストリート・ジャーナルで発表したのですが、そもそもは自分の家にあるものをどこで買ったのかと言う質問がすごく多かったため、気に入っているモノを販売してシェアすることにしたのだそうです。
アメリカで大成功を収めた近藤さん。批判などに負けず、これからもコンマリメソッドをどんどん世界に広めていって欲しいですね。
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.11.27)