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ハワイ議員 教授と生徒のデート禁止法案をすすめる

Bynikkansan

3月 12, 2016

現在ハワイ大学では、教授が生徒とデートをすることに関する方針はない。
近年では、ハーバード、イエール、アリゾナ州立大学などを含む大学の間で、教授が学生とデートをすることを禁止することが全国的に広まる風潮となって いる。多くの大学が、キャンパス内での性的暴行やレイプ事件を防ぐ努力を推進しようと、新たな方針を打ちたてている。
ハワイの議員たちは、ハワイ大学の教授と生徒の間での恋愛関係を禁止する法案を進めている。この法案は、性的暴行やドメスティック・バイオレン スにつ いて、教授や学生たちに教育することによって、キャンパス内での性的暴行を防ぐための規制となっている。
ハワイ大学は、ハワイ州全土に10キャンパスあり、5万7千人の学生が入学している。
2年前から全米の何十校もの間で、アメリカ教育省が調査を開始した。
現在ハワイ大学では、教授と学生のデートを禁止する新法案を実施する計画でいる。ほとんどの教授とスタッフは労働組合に加入しており、大学は組合とこの法案について議論をしている真っ最中であると、大学スポークスマンのダン・ メイセンゼール氏は述べた。
「昨年大学は、性的暴行を取り締まるために暫定規則を採択しました。しかし、その規則は、学生と教授の合意の関係には対応していません。以前 は、大学の方針は、教員や学生たちにデートをすることを避けるように促すものではあったが、禁止にはしていなかった。何十年もの間問題であることは知っていました」と、ハワイ大学マノア校の女性学教授であるミーダ・チズニー・リンド氏は語った。
「方針の問題点は、『それは良いアイディアではない』ということです。過激に聞こえるかもしれませんが、その抜け穴を通ることができるのです」 チズニー・リンド氏は、委員会で合意的関係、つまり学生と教授の間で起きている恋愛関係に関する新たな方針の草稿について、マノアキャンパスで 「大きな問題」になっていると話す。
「それは学習環境に結びつかない奇妙な環境を作り出しています」と彼女は話し、さらに、学生と教授間の関係は合意的に始まるかもしれないが、それは、生徒たちが上位な成績を保つためというプレッシャーとなり、性的暴行につながる可能性があると付け加えた。
女性グループはこの法案を支持しているが、ハワイ大学側は反対をしている。大学側は、性的嫌がらせや暴行に対する取り締まりの専門調査団があ り、その最終審査は2017年まで終了しないと述べた。
過去に多くのアメリカの大学は、教員と学生の間の恋愛関係に関して触れた正式な方針はなかった。しかし、近年多くの学校が、学生と教員間の恋愛関係を全面禁止とするものから、教授が学生の成績をつける時だけ禁止するというものまで幅広く新方針が打ち出されている。