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ハワイ在住者のためのライフプランのお話【メディケア・アドバンテージ(パートC) について知っておくべき10項目】

 前回、メディケア・アドバンテージについて詳しくご説明しましたが、今回は、わかりやすく注意点や要点をまとめてみました。

 

●加入後もパートBの保険料を支払い続ける必要がりあります。パートCの保険料がある場合、両方の保険料を支払わなくてはなりません。

●65歳を過ぎて働き続けて、会社のグループプランとメディケア或いはメディケア・アドバンテージを持っている場合、どちらの保険が最初にカバーされるか確認しておきましょう。

●PPOプランに加入した場合、NETWORK内のヘルスケアや薬局をご利用下さい。NETWORK外を使用すると支払いが高くなります。PPOプランはNETWORK内と外のどちらでも使えるので融通性があります。

●ファイナンシャルアシスタンスを申請することができるのをご存知ですか? LIS(LOW INCOME SUBSIDY)やEXTRA HELPというヘルプを受けられれば、保険料や薬代の援助を受けることができます。

●65歳になった後、薬のカバレッジを63日以上持っていないとペナルティが発生しますので、注意しましょう。

●メディケア・サプルメントプランは、メディケア・アドバンテージプランではありません。メディケア・サプルメントプランからメディケア・アドバンテージに変更する場合、全く異なるプランですので、ご本人が保険会社に書面でキャンセルの手続きをしなくてはなりません。

●治療を受ける際は、オリジナルのメディケアカードではなカードを提示して下さい。オリジナルメディケアから離れて、保険会社の提供するパートCに加入したことになります。

●メディケア・アドバンテージは保険会社が運営しているプランですが、オリジナルメディケアと同じような権利やプロテクションがあります。

●メディケア・アドバンテージプランは、オリジナルメディケアのすべてのサービスがカバーされ、その他にもベネフィットが組み込まれています(一例としてジムのメンバーシップ)。

●ファイナンシャルセイフティネットが組み込まれています。あなたのプランには最高自己負担額が提示されていますので、万が一、大病しても決められた額以上を支払うことはありませんので、安心です。

 

(日刊サン 2019.11.15)

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

 

シニア医療保険スペシャリスト

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