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ハワイ不動産ニュース: カウアイ郡 旧サトウキビ農園を買収

カウアイ郡は8月26日、住宅、レクリエーション、その他の開発を目的に、ワイメアとケカハの間の417エーカーの旧サトウキビ農園をキキアオラ・ランド社から530万ドルで買収したと発表した。 カウアイ郡のデレク・S・K・カワカミ郡長は、キキアオラ・ランド社の関係者であるフェイ家が、この土地の郡への売却を後押ししたことに感謝の意を表明した。

 

「フェイ家は長年この重要な地域を管理してきた。今後はカウアイ郡が微力ながらこの土地を守っていくことになる。カウアイ島の西部の住民と話し合い・協力しあって、レクリエーション、住宅、経済面での開発を進めていくことを楽しみにしている」とカワカミ郡長は声明で述べた。

 

キキアオラ・ランド社の取締役会会長ジョージ・クリステンセン氏は声明の中で、「弊社とフェイ家は、この売却によって西カウアイ地区に「新しい命を吹き込む」ことができると信じている。1世紀近くの間ハワイ諸島で最も生産性の高いサトウキビ畑であったこの土地は、何十年もの間休耕地であったが、この度再び有効利用されることになり、とても嬉しい」と語った。

 

3つのプランテーションをケカハ・シュガー・カンパニー社に統合したハンス・ピーター・フェイ氏がバーキング・サンズの近くのマナでサトウキビ農園「H・P・フェイ&カンパニー」を設立したが、これがキキアオラ・ランド社の始まりである。フェイ氏の子孫は、サトウキビ農園で使用されていた住宅をワイメア・プランテーション・コテージと命名し、キキアオラ・ランド社を通じてバケーション・レンタル事業を開始した。

 

 

(日刊サン 2019.09.14)