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東京オリンピックまであと1000日を切りました

Bynikkansan

12月 9, 2017

皆さんは感謝祭のお休みをどう過ごされましたか?私は連休を活用して、日本へ行ってきました。宿泊した新宿のホテルのすぐ近くに東京都庁があり、建物の正面に大きな東京オリンピックのロゴを発見。普段は日本から離れた所に住んでいるため、普段はそれほど気に留めていないのですが、「3年後にはここでオリンピックが開催されるんだなあ」という実感が湧いてきました。

 

東京オリンピックの開催期間は2020年の7月24日から8月9日まで。今年の10月28日で開会式まであと1000日と迫っています。 都庁には無料で公開されている展望室があり、まずはそこへ向かいました。この日は幸いにも快晴で、はるか西には富士山を眺めることができ、眼下には紅葉した明治神宮や新宿御苑が広がり、すぐ南側には3年後のオリンピックへ向け、現在建設中の新国立競技場のクレーンが並んでいました。

 

おみやげ売り場には早くも東京オリンピックのロゴ入りグッズを販売中でした。 エレベーターで出口へ向かう途中のロビーには、オリンピック・コーナーがあります。ここでまず目を引いたのはオリンピック・シンボルの旗。昨夏、リオデジャネイロ五輪の閉会式で次回開催地の東京を代表して小池都知事が受け取った旗です。

 

そして、2004年のアテネ・オリンピックから2008年の北京オリンピック、2012年のロンドン・オリンピックと3大会で合計7つのメダルを獲得した競泳の北島康介選手のメダル全てがショーケースに展示されていました。中でも200メートル平泳ぎで史上初めて59秒の壁を破り、58秒91の世界新記録で獲得した北京大会の金メダルは1つだけ個別のショーケースに飾られ、見学者の目を引いていました。

 

都庁内に展示された競泳の北島選手のメダル

 

新たに加わった競技

東京オリンピックでは新たに5競技18種目が追加されることになっています。中でも野球(男子)とソフトボール(女子)が復活するのは日本のファンにとっては嬉しいニュースですが、アメリカではメジャーリーグのレギュラーシーズンの後半に入った直後。今オフのメジャー入りが注目される大谷翔平投手も含め、日本人のメジャーリーガーがオリンピックに出場できるのかどうかは不明です。

 

ただ、出身国でオリンピックが開催されるのは一生に一度あるかないかの大イベントです。オリンピックと同様に、4年に一度、メジャーリーグの開幕前に開催されるワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)出場を辞退する日本人メジャーリーガーはいても、日本開催のオリンピックには何とか出たいという選手が出てきても不思議ではありません。その他には空手(男女)、スケートボード(男女)、スポーツクライミング(男女)、サーフィン(男女)が追加されています。

 

 

五輪会場には北海道も

「東京」オリンピックとはいえ、競技会場は南は伊豆、北は北海道まで。サッカーの試合は開催地がかなり散らばっており、東京都内の新国立競技場と東京スタジアムに加え、横浜国際総合競技場、埼玉スタジアム2002、茨城カシマスタジアム、宮城スタジアム、そして札幌ドームでも試合が行われることになっています。

 

それと対照的なのはバスケットボールで、試合会場はさいたまスーパーアリーナ1カ所のみとなっています。バスケットボールでは出場を辞退するNBA選手もいますが、サッカーは世界最高峰の選手がほぼ揃って出場するオリンピックのメインイベントの1つ。それを東日本から東北方面が中心とはいえ、地方でも観戦できるのは嬉しいことですね。

 

野球も横浜スタジアムと福島あづま球場の2会場での開催となっています。 みんなのメダルプロジェクト 東京オリンピックとパラリンピックでは約500個もの金・銀・銅メダルが授与されるそうです。そのメダルは携帯電話やパソコン、デジタルカメラなど小型家電製品に使用されている金属をリサイクルして作るそうで、現在全国各地で対象品目の回収を呼びかけています。

 

テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機など大型家電製品は対象外となっていますが、小さな電子機器なら自治体指定の回収ボックスへ持っていくか、指定業者に回収に来てもらうことも可能だそうです。電子機器を安全に処分してもらえるのみならず、オリンピックのメダル作製にも役立つなら、一石二鳥です。