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TMT反対運動、ハワイ島観光産業に影響

Bynikkansan

9月 7, 2019

30メートル望遠鏡(TMT)建設反対派は、7月15日以降マウナ・ケア頂上へのアクセル道路を閉鎖し続けており、その抗議活動の影響がハワイ島の観光産業に広がっている。ハワイ島の観光業は、昨年のキラウエア噴火の影響から回復し始めた矢先に、この抗議活動で再び混乱に陥いる可能性もある。

 

ハワイ島フェスティバル・オブ・バーズは8月19日の週に、10月末開催のフェスティバル(映画祭、バード・ウォッチング・ツアーなどを含む)のキャンセルを関係者に通知した。

 

ハワイ島観光局のロス・バーチ専務理事は、「マウナ・ケア観光を認可されている8社は、各社毎月15万ドル程の損失を計上しており、そのうちマウナ・ケア観光を事業の主体としている3社は廃業の危機に面している」と述べた。 マウナ・ケア・サミット・アドベンチャーズ社は8月初め、山頂ツアーが出来なくなったため、12人の従業員のうち9人を解雇した。

 

ハワイ州観光協会(HTA)のクリス・タイタム会長は、「マウナ・ケアの問題が、州観光業界に深刻な影響を及ぼす事態には至っていないが、問題が複雑であり、時間をかけ注意深く見守る必要がある」と語った。

 

 

(日刊サン 2019.09.07)