先日、Ozalysというフランスの会社から、L’Elixir(59ポンド)という、ガンを患っていて治療中の女性のために作った香水が発売されました。治療中は、特定の匂いを嗅ぐと気持ち悪くなったりするので、香水などはもってのほかと思われてきました。それでも心地よいと感じる香りはあり、少しでもガンと闘う女性のサポートができればと、ブレンドされました。
トップノートにはイタリアンベルガモット。ミドルノートに、フリージャ、ジャスミン。そしてベースノートにはアイリス、ホワイトムスク、カシミアウッド、サンダルウッドなどがブレンドされた香りで、カシミアのストールを巻かれたようソフト&フェミニンな感覚になるという香水です。 スプレーでつけるのではなく、ガラスのアプリケーターで1滴、腕や首、または洋服やシーツなどにつけるだけでオッケー。女性としての自信がつくようなポジティブな香りで、メーカー側によると、がんの治療中でも安全とのこと。いつまでも女性らしさを意識し続ける、フランスならではの試みですね。
(日刊サン 2019.02.06)