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ハワイ在住者のためのライフプランのお話【65歳を過ぎて退職する方へ】

65歳を過ぎて、もうそろそろ退職をしようかなと計画を立てている方は、どの様な準備が必要でしょうか?  皆さんの状況により異なりますが、メディケアのパートAはすでに65歳で取得していると思われますので、パートBがまだでしたら、申請準備を始めて下さい。通常カードが自宅に届くまでに4〜6週間かかります。  

 

例えば、12月31日で退社するのであれば、1月1日より健康保険がなくなりますので、3ヵ月前の10月1日以降手続きができます。11月中旬にはカードが自宅に送られて来ますが、このまま何の手続きを取らないでいると、パートDのペナルティがかかるかもしれませんので、ご注意下さい。専門家からきちんと説明を受け、プランを選ぶことをお勧めします。  

 

TRICARE FOR LIFEやフェデラルのプランなどの他の保険をお持ちの方は手続きする必要はありませんが、パートCを申請することにより、ベネフィットを利用することができるのをご存知ですか?  老後アメリカで暮らす方は、長期介護保険に加入すべきかどうか決める最後の時期でしょう。70歳を超えると、メディカルの査定が生命保険以上に厳しいので、加入が難しくなり、保険料も高くなります。  

 

それから、ソーシャルセキュリティの年金をまだ受け取っていない方はいつ受け取り開始を始めるか検討する時期です。受け取りできる時期は62歳から70歳までですが、勤続年数35年が大事な数字ですので、慎重にお決め下さい。 法的文書の準備  一人暮らしの方は万が一のことを考えて準備しておかないと、親戚や周りの友達に迷惑がかかります。  

 

加入しているすべての保険、主治医、緊急連絡先、ファイナル費用として、お葬式代がでる$20,000位の預貯金の準備、ハワイに子供や親戚のない一人暮らしの方は日本の連絡先など前もって用意して、お部屋のわかりやすい所に置いておきましょう。  急に入院することになることもあるので、前もって、スーツケースに入院中必要な一式を用意しておくことをお勧めします。

 

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

 

シニア医療保険スペシャリスト

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(日刊サン 2019.07.12)