税金申告の時期が間近ですが、皆さんは老後の対策をしていますか? 401Kと並んで、リタイヤメントの対策としてIRAが利用されています。その中でTRADITIONAL IRAとROTH IRAがよく使われています。
【TRADITIONA IRAの特徴】
●積み立ては所得税控除があり、非課税で、引き出す際に税金がかかる
●70歳半以下で働いて収入があること
●50歳未満の場合、限度額$6,000
●50歳以上の場合、限度額$7,000
●元本と利息に対して課税あり
●59歳半以下の場合、10%のペナルティが課せられることがあるので、注意が必要
●70歳半より最低額の引き出しが必要
【ROTH IRAの特徴】
●積み立ては所得税控除なく、非課税運用で、引き出す時も無税
●働いて所得があれば、年齢制限なし
●50歳未満の場合、限度額$6,000
●50歳以上の場合、限度額$7,000
●積み立ててから5年が経ち、59歳半以上であれば、非課税
老後の対策なく、シニアになってしまうと、これから先が大変です。寿命はどんどん延びていて、長生きすれば、介護のお世話になる可能性も高くなりますので、ソーシャルセキュリティの収入だけでは暮らせません。私がハワイに引越してきた時は29歳でしたので、老後はまだまだ先の話と思っていましたが、光陰矢の如し。この38年の間に不動産は上がり、家賃も3倍以上になっています。
IRAとROTH IRAのどちらが良いかはケースバイケースです。相続税対策でしたら、ROTH IRAにすれば、非課税でお金を貯める事ができ、子供や孫を受取人にすれば、税金を払う必要なく受け取ることができます。子供や孫のカレッジの費用を積み立てる目的でも利用することができます。会社から401Kを提供されていない方は、個人で老後の対策が必要になりますので、専門家から日本語で説明を受けることをお勧めします。
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]
(日刊サン 2019.01.25)