日刊サンWEB

過去記事サイト

ハワイ在住者のためのライフプランのお話【新しいメディケアカードについて】

メディケアとは65歳以上の人、或いはそれ以下でも障害や腎臓疾患のある人を対象に提供される連邦政府の健康システムで、CMS(Center for Madicare and Medicaid Services)によって運営されています。  

 

メディケアは4つのパートに分かれていますが、オリジナルのメディケアはパートAとパートBで連邦政府により提供されています。パートCやパートDはメディケアと提携している保険会社が運営しています。パートCはオリジナルのメディケアのパートAとパートBの両方を持っていないと加入できませんが、パートDはメディケアのパートA或いはパートBのどちらかを持っていれば、加入することができます。この様に色々な規定があり、毎年内容が変わりますので、シニアの方は連邦政府が運営するオリジナルメディケアか保険会社が運営するパートCのどちらかを選ばなくてはなりませんので、毎年内容をしっかり把握してお決め下さい。  

 

今までのメディケアカードは昔の運転免許書のようにソーシャルセキュリティカードの番号が明記されていましたが、紛失したり、盗まれたら、悪用される可能性がありました。2018年の4月から下記のような新しいカードがご自宅に郵送されていますので、もうすでに受け取った方も多いかと思われます。住所変更された方はソーシャルセキュリティーの事務所1-800-772-1213へ早めにご連絡下さい。  

 

郵送される期間は1年ありますので、皆さんのご自宅に郵送される時期は異なります。たまに郵便物の封も切らずにそのままにしている方がいますが、新しいカードが届きますので、気を付けて下さい。  

 

この機会を利用して個人情報を得ようと変な電話がかかって来るかもしれませんので、十分注意が必要です。古いカードは必要無くなりますので、処分し、新しいカードが届きましたら、重要書類と一緒に保管して下さい。通常持ち歩く必要はありませんが、10月15日から12月7日のメディケア・アドバンテージのプランの変更や新規加入の際にはカードが必要になります。

 

 

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

 

シニア医療保険スペシャリスト

問合せ先:[email protected]


 

 

(日刊サン 2018.08.10)