ハワイの最高裁判所が一時的に許可を取り下げたことにより、30M望遠鏡チームは、計画は前進しているという報告には至っていない。30M望遠鏡国際天文台のエグゼクティブディレクターであるエド・ストーン氏は、昨年4月からの建設工事遅延により、非営利団体が何百万ドルもの費用を負担していると語った。
マウナケアに14億ドルをかけた望遠鏡の建設計画をしたプロジェクトの裏で活動しているチームは、工事と製作のために、これまでに1億7千万ドルを投資してきた、とストーン氏は述べた。
ストーン氏は「私たちは8年かけて許可をもらったが、12月2日それが無効となりました」と話した。「私たちは全てのプロセスを経て、指示通りのことを全てやりました。それが、いきなりそのプロセスは正しくないと覆されたのです。なので、今はどんなプロセスが必要なのかを待っているところです」
ハワイ最高裁判所は先月30M望遠鏡の自然保護地区の使用許可が不適切であると決断し、プロジェクトはハワイ州土省による公聴会へと差し戻された。 「州職員は、私たちが何をするべきかを伝えてもらわなくてはいけない」とストーン氏は語る。「裁判所に対して問題あるプロセスをしたのは州であり、だから、裁判所は州に指示をし、州は前回しなかったことで、今回する必要のあることを決めるべきです。それが私たちが今後どうするか決める際に、周知しなければいけないことです」
許可を確保するために、30M望遠鏡の土地の所有者であるハワイ大学ヒロ校が法人となる。