ワイキキに待望の公園を建設するための、ホノルル・ロータリー・クラブと市の官民提携プロジェクトがついに実現し、7月29日「センテニアル・パーク」建設の起工式が執り行われた。
アロハドライブとシーサイドアベニューの角の空き地に公園を造る計画は、地域の活動家であった故ビル・スウェット氏が1998年に提唱したもので、同氏は発表されたワイキキの高齢者用高層ビル建設計画を中止し、そこに公園を建設しようと700人の署名を集めた。
市は2003年、この3万3千スクエアフィートの敷地を257万ドルで購入し、待望の公園にすることを約束した。しかし、市は、この敷地をワイキキ地区改善プロジェクトのための建設基地として使用し、2011年にスウェット氏が亡くなった時には、建材や下水管が積まれていた。
スウェット氏は、生きて公園の実現を見ることは出来なかった。 コールドウェル市長は、「ロータリーの150万ドルの寄付のお陰で、公園建設の第一フェーズが来年夏に完了することになった」と述べ、官民提携の成果を強調した。
今後数カ月をかけ、整地や植林が行われる。しかし、完成までには、さらに18万ドルの寄付と多くのボランティアの協力を必要としている。
(日刊サン 2019.08.10)