カーク・コールドウェル市長は7月22日、カー・シェア事業者へ80台分の路上駐車スペースと80台分の路上外駐車スペースを賃貸する19号法案(7月初めに市議会で可決)に署名した。
コールドウェル市長は記者会見で、「この条例により、ホノルル市は、気候危機、地球温暖化に挑戦するユニークな道をたどることになる。このカー・シェアは、交通量と車の台数の減少につながる」と述べた。 この条例では、80台分の路上駐車スペースと80台分の市営駐車場のスペースが使用される。
市長によると、市運輸サービス局(DTS)は可能な限り、既存のメーター付き駐車スペース使用するのではなく、カー・シェア専用の新しいスペースを設置することを優先させる計画であるという。
DTSは条例の細目を作成する段階で、新しい駐車スペースの詳細事項(場所・数等を含む)を決定する予定で、公聴会やパブリック・コメント聴取の期間を含めると6か月から1年かかる。
バイクシェア・ハワイが2年前、州と市の200万ドルの援助を受けバイク・シェアのビキを展開した時、ビキのドッキング・ステーションとして数十台分のメーター付き駐車スペースを利用したため、それらの駐車スペースを利用していたドライバーの怒りを買った。 バイクシェア・ハワイはそのスペースの利用料を払っていないが、カー・シェア事業者は年間賃貸料を払う。
その賃貸料は、ダウンタウン地域では1スペース当たり年間2,475ドル、ワイキキ地域では4,380ドル、その他の地域では1,350ドル、ダウンタウンの市営駐車場では3,150ドル、その他の市営駐車場では2,100ドルである。これらは、一般向け月額料金よりも、市により多くの歳入をもたらすことになる。
(日刊サン 2019.08.03)