カカアコのワードビレッジの6番目のタワー「コウラ」の起工式が7月9日に行われ、ユニットを購入した約50人が集まった。 販売価格は、スタジオの51万4千ドル~3寝室の2百万ドルで、2022年初めに竣工の予定である。
式に参加したノースウェスタン・オクラホマ州立大学の看護学生、ティアナ・ヤング-モークリーさんはスタジオを購入した一人で、両親が頭金の大部分を払ったが、卒業時には自分で住宅ローンを支払う予定である。
ティム・ジョーンズさんもまた、「コウラ」に引っ越すことを楽しみにしている。保護観察官を引退し、8年前にロサンゼルスから引っ越してきたジョーンズさんは、カカアコのインペリアル・プラザのコンドミニアムを売却して、コウラのユニットを購入した。
早朝にマジック・アイランド周辺を散策し、スターバックスでコーヒーを飲み、ホール・フーズ・マーケットで昼食をとり、ワード・ビレッジで映画を見るのを楽しみにしている。
ワードビレッジの開発業者であるハワード・ヒューズ社(本社:テキサス州)は、小売と工業用の複合施設であったワードセンターの敷地(60エーカー)に、4千500戸の住宅を持つ16のタワーと1百万平方フィートの小売施設の建設を計画している。
ヒューズ社のハワイ総責任者のサイモン・トリーシー氏は、起工式で住宅を購入した人々を歓迎し、「それは旅である。私たちの使命は、人々が住み、働き、遊び、学びそしてリフレッシュするための世界クラスの場所を創造することである。それは、皆さんの家である」と述べた。
ワードビレッジでは、これまでに4つのタワーが完成した。最初のタワーは、約3年前にオープンした超高級タワーの「ワイエア」で、平均販売価格は360万ドルであった。
次に「アナハ」と「アエオ」がオープンし、それらの平均販売価格はそれぞれ120万ドルと100万ドルであった。4番目のタワー、「ケ・キロハナ」は今年初めにオープンし、州のアフォーダブル住宅プログラムの中低所得層用に設計され、タワーの423戸のうち375戸の平均販売価格は51万1000ドルであった。
5番目のタワー、「アアリイ」は、2021年半ばに完成する予定である。販売価格は、50万ドル台半ばから150万ドルである。 ヒューズ社は、5月の財務報告書で、4月末までに6つのタワーの2,284ユニット、つまり6つのタワーの総戸数の85%を売却したと発表している。
内訳は、最初の4つのタワーでは20戸を除く全ての戸数、「アアリイ」では総戸数750戸の内608戸、「コウラ」では総戸数565戸の内331戸、が販売済とのこと。
(日刊サン 2019.07.24)