アンクル・ビリーズ・ヒロ・ベイ・ホテルは2月1日で50年に亘るその歴史に幕を閉じる。 ホテルのオーナーであるキミファミリーは、バニアン・ドライブにあるホテルのリース契約を更新せず、運営を終了する決断をした。系列のコナホテルは引き続き運営される。
「老朽化する建物の修繕にかかる維持費はもちろんのこと、弁護士や鑑定費用、ビジネスプランなどに費やした沢山のお金以上に、感情的な蓄えを使い果たし疲れ切ってしまったのです」と、ホテルマネージャーで、ホテル創設者ウィリアム・J・キミJr.の孫であるアーロン・ホワイトニング氏は話す。
「ヒロの心と魂を映し出したこの象徴的なハワイアンホテルが閉まる日がくるなんて誰が予想したでしょう」
アンクル・ビリーズ・ジェネラルストアで働いている10名を含め、27人のホテル従業員が職を失うことになる。
経営陣は、これら従業員を雇ってくれそうな雇用者を必死に探している。 アンクル・ビリーズ・ヒロ・ベイ・ホテルは昨秋から予約を取っていない。
すでに予約を入れている顧客のほとんどは、ヒロ・シーサイド・ホテルでの宿泊が可能となる。ヒロの他のホテルで、残りの予約客を受け入れてもらえるように経営陣が現在働きかけている。
メリー・モナーク・フェステイバルでは、フェスティバルの1年前に予約を入れることが必要となる。もしホテルが、代替の宿泊先を見つけられなかった場合は、予約はキャンセルとなり返金されることになる。予約した顧客に、通知すると共に、代替の宿泊先探しも急がれている。
アンクル・ビリーズ・ヒロ・ベイ・ホテルは、敷地にあるものすべてを売りに出す予定。販売は2月5日に開始され、すべての品物が売却されるまで2月いっぱい続けられる。