ハワイ大学の科学者たちが、エイズ発症につながるHIVウィルスを取り除く手助けをする免疫システムの機能を発見した。
ハワイ大学ジョン・A・バーンズ医学部の研究者たちは、オレゴン・ヘルス・サイエンス大学と共同で、HIVと闘う免疫細胞を手助けする細胞経路を確認した。
また、ハワイ大学のエイズハワイセンターのリションウェ・エンドロヴュア博士と、オレゴン・ヘルス・サイエンス大学のジョナ・サーシャ博士は、免疫細胞を機能不全にし、ウィルスと闘えないようにするとされているT細胞に、「ネガティブチェックポイントレセプター」があることを発見した。
この発見は、科学雑誌プロス・パソジェンの2016年1月号に掲載された。
今回の発見によって研究者たちは、ワクチンの開発やウィルスの治療法確立が可能になってくる。 ハワイにはおよそ2900人のHIV/エイズ患者がいる。