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「カウアイ・フォーク・フェスティバル」 9月に開催

デイビッド・カラカウア王は1800年代後半、伝統的なハワイアン音楽と世界の他の地域の音楽との架け橋のため、ハワイの音楽家たちを支援し、海外に送った。

 

今年新しく始まる「カウアイ・フォーク・フェスティバル」は、テネシー州のバンジョー奏者のマット・モアロック氏の発案によるもので、伝統的なハワイアン音楽が伝統的なフォーク・ミュージックに及ぼしてきた影響を探求することがテーマである。

 

「カウアイ・フィドラーズ・コンベンション」と「カウアイ・オールド・タイム・ギャザリング」の派生イベントである。 モアロック氏は、ハワイ観光業界の閑散期のカウアイ島に観光客を引き寄せるのに役立たてば嬉しい、と語った。

 

ブルー・グラスとカントリー・ミュージックの中で育ち、以前はテネシー州ノックスビルで「WDVXブルー・プレート・スペシャル」と呼ばれるライブ・ラジオ番組をプロデュースしていたモアロック氏は、妻のホリスチャーチさんと8年前にカウアイ島の北東部のモロアアに移住して以来、カウアイのフォーク・ミュージックの拡散に努めてきた。

 

「ハワイアン・スタイルのスチール・ギターがハワイで発明されたように、ハワイアン・スタイルのボーカル・ハーモニーやヨーデリングもハワイで発明された。デイビッド・カラカウア王治世の後半にハワイアン・ミュージシャンが世界中を旅し、幅広いアメリカのフォークソングの作詞作曲・リズム・パルスの基礎を作った」とモアロック氏は述べた。

 

初回のフェスティバルは、9月28日、29日に開催。歴史的な「グローブ農場博物館」で、フォーク・ミュージックのスター、タージ・マハル、ピーター・ローワン、ティム・オブライエンが主演する予定。

 

そのほか出演する人気のアーティストは、キャロライン・ポンドとレインボー・ストリング・バンド、アンクル・シャッフロとヘイント・ホロウ・フーテナニー、等である。地元のブルース・アーティストのヴィック・ザ・バーバーやアフリカのルンバ・バンドのボマ・バンゴ、なども出演する。

 

フォーク・フェスティバルには、伝統的なスクエア・ダンスからヒップ・ホップ、中央アフリカのドラミング、古き良きロックン・ロールまで、あらゆるジャンルの音楽が、多種多様な楽器を駆使して演奏され、ダンスも存分に披露される。 「ハワイアン・ミュージックとその他のミュージックの関連性の深さを実感して欲しい」とモロック氏は語った。

 

1日パスは60ドル、2日パスは100ドル、2日VIPパスは300ドル。

詳細については、kauaifolkfestival.comまたは電話855-8646まで。

 

 

(日刊サン 2019.07.13)