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死の瞑想体験|ドクター國陶ゆかりの終活コラム2

終活の中で避けて通れないのが、死を見つめるというタスクです。特に自分の死に向き合うというのは、お墓を買う、財産の整理をするという具体的な準備と並行する「言うも難し、行うも難し」の精神作業と言えるでしょう。家族や周りの近しい人が死に向かう事を想像するだけでも、心にどしんと来る事ですが、大病をしたり、大きな事故に遭ったりという経験のない多くの人には、自分の死というのは頭ではわかっていても、現実味が今一つない事ではないでしょうか。

私が時々提供している誘導瞑想の一つに「死の体験瞑想」というワークショップがあります。自分の死を仮想し瞑想の中で体験するというもので、「何ですか、それは?」「怖いのでは?」という反応をされる初めての方もいます。

この瞑想は、リラックスした安全な環境で、次第に肉体が衰え、死に向かう仮想のプロセスを30-40分かけて行うものですが、終えた後にその経験からの学びを話し合う事がポイントです。

「自分の人生の大切なものが見えた気がする」「あちらに行っても、亡くなった親しい人が待っていてくれると思うと怖くなくなった」などという反応を多くいただきます。「家に帰って真っ先に主人にありがとうって言います!」「亡くなった父親が出てきて懐かしかった」などという反応の方、中には体外離脱のような体験をされた方もいます。看護師や医者など医療関係の方にも受けていただく事がありますが、「自分の身になる」事の大切さがわかったとおっしゃる方も多くいます。

もともと、ホスピスのボランティアのトレーニングの一環として取り入れられた訓練方法ですが、日本では仏教寺院などで修行の一つとして取り入れられている所もあるそうです。ご興味のある方は、ご連絡ください。

 

 

 

 

【プロフィール】

Institute of Transpersonal Psychology 博士号修了。ハワイのWEBテレビ放送局、THINKTECH HAWAIIで日本人コミュニティで活躍する人々を紹介する番組「Konnichiwa Hawaii」でパーソナリティーを務める。本業はライフコーチ・催眠療法士。

 電話(808)286-2085 メール [email protected]

WEBサイト:http://www.yukari-kunisue-coaching.com

「死の瞑想体験|ドクター國陶ゆかりの終活コラム2」への1件のフィードバック
  1. 初めまして。
    コラム1.4.5.11
    そしてこの2.死の瞑想体験を読みました。この後、残り全部読ませて頂きます。

    色々興味深く読みました。
    そんな事があるんですね。
    どんな感じなのか?怖い様な気もしますが、体験してみたいですね。
    ハワイには、その様なワークショップがあるんですね。
    残念ながら、日本在住日本人です。
    終活どころか、途中リセットしたため、いまだに、生活するため、フルで働いております。
    人生終わりに近づいてます。
    いつかの日にか、ハワイに行けたら体験してみたいと思います。

    日本人のかたで、アメリカ生活が長いと言う理解でよろしいでしょうか?

    コラム今日初めて目にして読ませて頂きましたが、
    失礼ながら、今後も読ませて頂きます。介護のコラムも興味深かったです。

    コロナで大変ですがご自愛下さいまして頑張って下さい。
    今日は、失礼致しました。

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