エヴァ・プレイン総合開発計画を進めている開発業者のDRホートン社は6月4日、オアフ島で成長著しいホオピリ地域の工業用/商業用の57エーカーの土地を2千150万ドルで、カリフォルニア州ニューポート・ビーチに本拠を置くジュピター・ホールディング社の関連会社に売却したと発表した。ジュピター社は、この敷地にビジネス・パークの開発を計画しており、住宅以外の開発が同地区で行われることになった。 ジュピター社の共同代表は声明の中で、開発計画は最終段階に入っており、建設は来年末までに開始される予定であると述べた。
この敷地は、H-1フリーウェイの下、高校と小学校の建設が予定されている2つの区画の間にあり、工業用/商業用の混合使用区域に指定されている。 市のゾーニング規則によると、この敷地では、倉庫、小売店、レストラン、事務所、自動車販売店、流通施設、ベース・ヤードなど、の幅広い用途が選択可能である。ホテルや病院も、IMX-1ゾーニング・カテゴリーの特別承認を得れば、可能となる。
ホートン社によると、地元の野菜生産業者のアローン・ファーム社がこの工業用区画の一部を購入する予定である。アローン・ファーム社は、ホオピリの土地の大部分を賃貸し長年農業を営んで来たが、住宅開発の影響を受けてその規模を縮小させてきている。同社は、購入予定の敷地の一部に本社施設と梱包施設を既に所有している。
「我々は幸いにも、隣接するIMX区画の購入を交渉中である」とアローン社のアレック・ソウ社長は述べた。 ホートン社は約3年前、ホオピリの約1千500エーカーの敷地内に住宅建設を開始し、計画されている1万1千750戸のうち約520戸の住宅を完成させている。また、1.8エーカーの広さの公園も完成している。 1997年に設立されたジュピター・ホールディングス社は、ハワイの工業用地投資と開発に関わってきており、カポレイ・キャンベル工業団地での複数のプロジェクトを手掛けてきた。また、ワイキキに140室のロイヤル・ガーデン・ホテル・アンド・スパを所有している。同社は、過去20年間ハワイに約2億5千万ドルを投資してきたとコメントしている。
(日刊サン 2019.06.22)