アラ・ワイ・スモール・ボート・ハーバーから先週撤去された「ナヴァテック2世号」は、他の4隻のボートともに6月競売にかけられる予定である。 州土地・天然資源局(DLNR)ボーティング・海洋レクリエーション部(DOBOR)は、ホノルル・スター・アドバタイザー誌5月19日日曜版に通達を出し、アラ・ワイ・スモール・ボート・ハーバーとケエヒ・スモール・ボート・ハーバーから撤去された船舶の購入を希望する入札者は、6月28日のオークションに参加するよう通知した。
州が設定した最低入札価格は、「ナヴァテック2世号」が2万ドルである。この船は、1994年に建造された85フィートの長さのカタマラン(またはスカイ)。また、1994年建造の長さ60フィートのトリマラン(またはハイドロプテア)の最低入札価格は8千ドルである。
「マラマ・カイ」という名の1982年建造・44フィートの長さのトロール船、と、「キイヘレ」と命名された1977年建造・37フィートの長さの帆船/スロップ、の最低入札価格は、ともに5千ドルである。津波で日本から漂着して海洋ゴミとて扱われている22フィートの長さの「パンガ」の入札は5百ドルから始まる。 DLNRによると、すべての艇は「現状のまま、現地引き渡し」の条件で売られ、保証は一切つかない。
また、購入後3日以内に港から撤去することが求められている。一方、「ナヴァテック2世号」については、アラ・ワイ・スモール・ボート・ハーバー近くの国有地から30日以内に撤去することが求められている。 「ナヴァテック2世号」の所有者が許可された120日間をはるかに超え港に係留し続け、罰金等が1万6千ドル以上に積み上がった時点で、州は3万5千ドルをかけ、同船を港から撤去していた。 もし同船に買手が見つからない場合は、DOBORが費用を負担し処分することになる。
(日刊サン 2019.06.01)