ハワイアン航空は、米国運輸局に対し、東京の羽田空港発着の3便の増便を申請していたが、この度1便の予備承認を受けた。
同航空は、2020年東京夏季オリンピックの開始前に追加便の就航を計画しているが、割り当ては日本政府と地方自治体や地域社会との協議の結果次第である。米国の航空会社用には12便の増便が割り当てられている。 「暫定承認が1便だけなのは残念だが、ハワイアン航空は羽田とホノルル間のサービスの拡大に期待している」と同航空社長兼CEOのピーター・イングラム氏は述べた。
ハワイアンは2010年11月以来、ホノルル-羽田便を毎日運行してきている。2016年12月には羽田-ホノルル便を1便追加し、それ以来、ホノルル便を1日2便・週4日、コナ便を1日1便・週3日、追加運航している。 羽田は、成田空港より東京中心部に近く便利であるが、羽田便の運賃は成田便よりも高い。ハワイアンは、2016年7月に成田への直行便を毎日運航開始した。
同社はまた、大阪への毎日の直行便と札幌への週3回のフライトを就航している。そして5月初め声明を出し、2012年4月から2014年6月まで運航していたホノルル-福岡便を11月に再開し、週4便就航させると発表した。 ハワイアンの予測によると、1便の増便により、約3万1100人の訪問者が増え、年間8千万ドルの売上増、2千500万ドルの利益増、750人以上の雇用増、に繋がるとのこと。
(日刊サン 2019.05.25)