令和元年初となる春の受勲で、外国人としてロバート・N・ヒューイハワイ大学マノア校東アジア言語学部学部長が旭日中綬章を受賞されることになった。
同氏は、アメリカ合衆国における日本語教育の発展並びに日本・アメリカ合衆国間の友好親善及び相互理解の促進に寄与。また、沖縄研究にも従事し、ハワイと沖縄との交流促進にも尽力された。
ハワイでは先日お知らせした元ハワイ明治会会長の早瀬登氏と、ロバート・N・ヒューイ氏の二人の綬章となる。 23日、日本では春の叙勲の大綬章親授式が、皇居・宮殿「松の間」で行われ、天皇陛下が桐花大綬章の寺田逸郎前最高裁長官ら12人に勲章を手渡された。陛下が即位後、叙勲の親授式に臨まれる初めての機会となった。
ほかに式に出席したのは旭日大綬章の亀井静香元金融担当相、笹川陽平日本財団会長、数土文夫元JFEスチール社長ら。 外国人叙勲では、ヨルダンのナーセル・ジュデ元副首相兼外務・移民相らが旭日大綬章を受け取った。
式の後、寺田氏が受章者代表で「それぞれにおいて、一層精進を重ねていく決意でございます」と述べたのに対し、陛下は「長年、それぞれの務めに励まれ、国や社会の、また人々のために尽くしてこられたことに深く感謝いたします」とねぎらわれた。
(日刊サン 2019.05.25)