ハワイアン航空は5月7日、福岡への直行便を11月から再開すると発表した。既に東京の羽田と成田、大阪、札幌を結ぶルートを就航している同航空は、九州の福岡空港とホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港との間を週4便運航する予定である。
ハワイアン航空は、2012年4月に福岡便を就航させたが、旅客数の減少のため2014年に就航を中止していた。 福岡県空港計画局のマサノリ・ハシモト局長は、「福岡県とハワイ州は1981年から友好都市であり、ハワイアン航空が地元の要望に応え福岡便を就航再開することを喜んでいる」と述べた。 ハワイアン航空のテオ・パナジオトウリアス上級副社長は、「我々は、福岡と九州各地の旅行者にハワイのおもてなしと便利な直行便のサービスを提供することを切望している」と声明の中で述べた。
この福岡便再開のニュースは、4月の旅客数が2%近く減少したという5月7日の発表のすぐ後に明らかにされた。 4月のハワイアン航空の乗客数は、昨年同月の96万1431人から94万7438人に減少した。稼働率(乗客数の総座席数に対する割合)は0.2%減少し85%になった。有償旅客マイル数(運賃を払った乗客数にその乗客らの飛行距離[マイル]をかけたもの)は、4%近く増加して約14億となった。座席有効マイル(乗客輸送に使用できる座席の合計数に飛行距離[マイル]をかけたもの)は、4%近く上昇し17億となった。
2019年1-4月の実績は、旅客数は2%以上減少して380万人弱となった。有償旅客マイル数は約3%増の約56億ドルとなり、座席有効マイルは約3%増の約65億であった。稼働率は、昨年同期の84.2%から0.1%低下し85.1%となった。
これまでのところ、2019年のハワイアン航空の実績は2018年ほど堅調ではない。2018年の乗客数は、航路拡大が功を奏し、過去最高の1184万178人となった。これは2018年に9台のA321ネオ型機を導入(合計11機となった)した影響であり、2017年の1150万5324から2.9%増加した。
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(日刊サン 2019.05.18)