Study in Hawaii|ハワイで学ぶ
Intelleyou Learning Center 塾長のダレン・ミヤモトさんに聞きました!
子どもの夏休み、ベストな過ごし方 Vol.2
このシリーズでは、Intelleyou Learning Centerのダレン・ミヤモトさんと共に、6月初めから7月末までという長いハワイの夏休みの過ごし方についてご紹介しています。前回は、新学期に備えた予習や、前学期の復習を習慣づけることの大切さを伺いました。今回は、1日の勉強時間やお子さまの集中力を持続させる方法、また夏休みならではのアクティビティの大切さについてお話を伺います。
ダレンさんによると、子どもの集中力が持続する時間は、平均で、小学生なら5分、高校生なら30分程度なのだそう。「子どもにとって、勉強の合間のリラックスやリフレッシュはとても大事です。塾に通うとしても、お子さんの受講プランを決める際には、例えば1日に2時間の授業を続けて数週間とか、1日に5時間も授業をするなどというスケジュールは避けるようにしています。」短時間で授業をすることで、集中力を養いながら、より高い勉強の効果を得られるといいます。
勉強が好きではないときは・・・
また、あまりやる気のない子どもには無理強いせず、コミュニケーションを取りながら、まずは勉強をする雰囲気を作ることを大切にしているとのこと。ダレンさんは「やる気のある子どももそうですが、特にあまり乗り気ではない子どもに勉強をしてもらうには、勉強そのものをできるようにするよりも、1日の中で短時間でも机に向かって勉強をする『癖』をつけさせてあげることが大事だと思います」と話します。勉強の「癖」を上手につけてあげると、机に向かう1回の時間も伸びていきやすくなるのだそうです。
また、勉強だけでなく、夏休みだからこそ挑戦できるアクティビティへの参加も、お子さんにとっては大切な社会勉強の一環。ダレンさんも「ボランティア活動、キャンプ、博物館・美術館の子ども向けイベントなど、休み中ならではのアクティビティへの参加は、子どもさんの見聞を広め、社会性を育みます。また、ご家族が一緒に参加することで、親子の信頼関係をより深めることができます。こういった勉強以外のアクティビティは心の成長やゆとりを促し、休み明けからの授業や学校生活をより楽しく有意義に過ごすことにも繋がります」と、アクティビティの大切さについてお話しくださいました。
お子さまの夏休みの過ごし方についてのシリーズを2回にわたってお送りしましたが、いかがだったでしょうか。子どもにとっては、1日ずつが心身ともに成長を育む大切な時間。ご家族が、お子さまの夏休みを有意義に過ごさせてあげることのヒントになれば幸いです。
取材・文 佐藤リン友紀
Darin Miyamoto
Intellyou Learning Center塾長。2003年に開校し、幼稚園から高校生までの子供たちの個別指導を行う。学校での勉強のフォロー、試験勉強対策、SSAT、SAT、ACTなどの準備も行う。(808-946-5500)
(日刊サン 2019.04.26)