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アフォーダブル住宅促進法案が可決か

Bynikkansan

4月 13, 2019

複数のホームレス支援団体は、市議会に対しアフォーダブル住宅の建設とサービス向上を促進する法案を可決するように働きかけている。 支援団体の一つであるブリジング・ザ・ギャップ・アンド・パートナーズ・イン・ケア(PIC)は4月1日に記者会見を開き、アフォーダブル住宅提供の重要性を強調し、「アフォーダブル住宅問題を解決しなければ、ホームレス問題は解決しない」と述べた。

ハワイの一人当たりのホームレス人口は、2018年米国一位となった。 関連法案は、7つの上院法案と2つの下院法案である。 これらの法案は、(1)効果的なホームレス・プログラムへの資金提供、(2)低所得者用住宅への資金提供、(3)重度の精神障害を持つ人々の援助、の3つの主要なカテゴリーに分類される。 昨年度予算から割り振られ資金は、賃貸住宅回転資金の2億ドル、オハナゾーン設立のための3千万ドル、他のホームレス・プログラム用の1千350万ドルを含む予定である。

PICは、州に1,700人いる慢性的なホームレスを恒久的な住居に入居させる費用は、緊急医療や投獄などにかかる費用よりも低いと主張し、2億ドルの賃貸住宅回転資金を2020年度と2021年度にも要求している。 PICはまた、ホームレス家族に新しい家を提供するプログラム、慢性ホームレス用の住居を建設するプログラム、等を実施するためのヒューマン・サービス局予算1千420万ドルを要望している。また、家賃高騰で家賃を払えなくなった高齢者に最大月額1,000ドルを支給するパイロット・プログラムに150万ドルを充てることも提案している。法案のいくつかは重度の精神疾患に苦しむ人々の支援策を含んでいる。

 

(日刊サン 2019.04.13)