ホノルルの仏教教育センターにて、日本屈指の都山流尺八演奏家である三好芫山先生(都山流尺八演奏家)を招き、2月21日から27日にBSC尺八クラブの勉強会、22日に30余名が参加しての親睦夕食会が開催された。
22日には会員全員による「紫鈴坊」と「練習曲1番」が演奏され、三好先生よる「木枯らし」の独奏も披露されて大きな拍手を受けた。
この曲は、都山流尺八楽の本曲の一つで、1923年11月、都山流流祖初世中尾都山の作曲。関東大震災ののち、一面焼野原と化した東京の芝公園の丘の上に立ち、吹きすさぶ木枯しにあたって万感胸に迫り、即興的に作曲された。
その後の夕食会には会員とその家族が持ち寄りの食べ物で歓談して来年の再会を約束して盛大なうちに閉会した。
この勉強会は個人指導を含めての開催で、今年で3回目、年に一度の開催が予定されている。なお当クラブでは初心者を含めての新しい会員を募集している。
当尺八クラブでは、毎週、ホノルルの仏教教育センターで岡野亮珠氏主宰による会で、個人指導がおこなわれている。
お問い合わせは岡野亮珠(732−2113)まで。
(日刊サン 2019.03.08)