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ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育 vol.1

ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育

Vol.1 はじめまして! リネーです

 

このたび、初めてコラムを載せていただくこととなりました、「Renee’s Music Studio」のオーナー兼音楽教師のRenee Rie Teruyaです。リネー先生、またはリエ先生の愛称で、ハワイの大勢の生徒さんたちから慣れ親しまれています!

 

まずは私の生い立ちからお話しますね。

私は生まれも育ちも東京のど真ん中。小さい頃からピアノに声楽、お勉強に精を入れて取り組んできた、いわゆる英才教育、お受験社会の中で揉まれて育った一人です。くる日もくる日も、雨の日も、病の時も、厳しく勉強と練習をさせられたものでした・・・(苦)。ラッキーなことに、とても良いセンスの持ち主だったのか、ちょっとの勉強や練習で、大体のことが人並み以上にできてしまっていたので、周りの人もつい、“出来心(?)”で盛り上がり、それだけならまだ良かったのですが、そのうち炎が燃え上がり、いつの間にか「お受験大炎上!!」状態へ・・・となっていったように思います。

 

先生方や家族も必死で戦い(サポートと呼ぶべきか否や?)、その甲斐あってか(?)、希望していた有名音楽大学の附属中学校に、とてつもなく素晴らしい成績で入学することができました。これで「めでたし、めでたし」と思いきや、そんな簡単には終わりませんよね。

幼少期のとてもとても大事な時期に、槍が降ろうと、高熱で唸されようと、ピアノとお勉強にだけ勤しんできたのです。 外に出て、蝶々や虫を追いかけ、お花を摘み、週末にはキャンプへ…そんなことが本来、とても大事だったはずですよね・・・(うっ・・・涙)。学校から帰るとお母さんがおやつを用意していてくれて、夜は一緒に絵本を読んでくれて・・・(おお、また涙・・・)。そういうことは少ししかなかったもので、そんな生活に憧れていました。お勉強、ピアノのお稽古の比重があまりにも大きかったのです。でもね、幼少時のお勉強がダメ、習い事がダメと言っているのではありません。ただバランスが大事だなあ~と思います(つい愚痴のようになってしまいました)。バランスについては、またの機会にお話ししましょう。

 

私が言いたいことは、むしろお母さんのお腹の中に宿ってから、6、7歳頃までの幼少期こそが、家庭で過ごす幼児教育がものすごく大切な役割を果たすということなんです。その子に合った時期と方法で、しつけや教育をきちんと行えば、その子の一生を決めるほど大きな影響を与えるのは間違いありません。適確な教育を受けた子供たちには、成長過程においても大人になってからも、素晴らしいことが起こっていきます。学業成績が良いだけではなく、人間関係、社会生活、健康・精神面においても、健全で安定、成熟した思考を持った成人へと成長していくのです。

初回のお話が少し長くなりましたので、続きは次回で!

 

著者プロフィール:レネーリエてるや Renee Rie Teruya

『カリスマ教師、リネー先生』ことRenee’s Music Studioのオーナー・音楽教師。東京出身。国立音楽大学附属音楽中学校、同高校、同大学卒業。30年以上前にハワイへ移住、二人の女児の母。 アメリカ国内外の著名音楽大学への合格者、大きな世界コンクールでの優勝者等も多数輩出させている。同時に、赤ちゃんからシニアまで幅広い世代の人に 『音楽の素晴らしさ』と『愛と優しさ』をも伝える。

https://archive.nikkansan.net/learning/reneesmusicstudio/