ワシントン州在住の21歳男性が24日土曜日、オアフ島東部の危険な海のアトラクションで死亡した。同じ場所で過去2年の間に3人が死亡している。
今回の事故は午後3時ころにスピッティングケーブで起きた。同時刻は、オアフ島の南海岸で高波警報が出ていた。
海洋安全課のチャールズ・オリベリ氏は、スピッティングケーブで溺れている男性についての通報を受けライフガードたちが出動し、男性を発見することはできたが、4〜8フィートの高波で大荒れのために男性のところまで行くことができなかったと話している。
しかし、ライフガードたちは、消防隊がスキューバー装置を身につけ、男性の体を深さ100フィートのところから救い出すまで、その場に残っていた。
オリベリ氏は、ポートロックにある南海岸に突き出た半島スピッティングケーブは、ライフガードもおらず、人が歩ける岩棚は、大波が押しよせ流されやすい場所であると警告している。
「このような日や、波のない日にスピッティングケーブに行くことは絶対におすすめしません。もし海をよく知らない、経験のない人であったなら、このエリアには近づかないことです」と、オリベリ氏。
海水浴客は崖から海へダイブする様子を撮影したビデオをオンラインで見て、それに魅かれて訪れているようだと彼は話している。
「インターネットではとても素敵に見える映像が流れますが、実際はそこから海に飛び込んだら、海から戻れなくなり、そしてパニックを起こすのです」
関係者は、男性は4人の友達と一緒だったが、実際に飛び込んだのはこの男性一人だったと話した。
ホノルル消防署大部隊のチーフ ジョン・バワーズ氏は、事故にあったのは、ワシントン州からハワイ州に仕事できていた外国籍の男性であると発表。
友人たちは、男性はスピッティングケーブの東側にある階段で下に降り、一人で海に飛び込んだと話した。男性は海から出ようとしたが、波にのみこまれ、水面下へと押し流された。
消防隊は午後2時50分ころ救助要請の電話を受け、午後4時前に男性の体を回収した。消防隊は、マウナルアベイのボートランプに遺体を運んだ。
「ソーシャルメディアで映像を見て、実際その場所にやってきて、自分たちにもそれができると思い込んでしまう。これが海だろうが、山だろうが、実際どんなことが待ち受けているのかが、きちんと理解されていないのはとても残念なことです」と彼は語った。
今回の事故で、この1年半の間にスピッティングケーブで亡くなったのは3人目となる。
2014年4月19歳の船員がやはりジャンプした後で海に流され死亡した。その3ヶ月後には22歳の女性が、海へ飛び込んだ後に戻れなくなり死亡している。