衛星追跡網により14日nichi 日水曜日の夜、二重船殻構造カヌーのホクレア号は、 モザンビーク共和国のマプト湾周辺で、迫り来る嵐から離れた安全な港に停泊していることが判った。
世界航海にでているホクレア号は、ハワイ時間の午後9時にマプト湾に入港したと、ホクレア関係者は述べている。
ホクレア号は、エスコート船ガーソンIIとともに、嵐との遭遇をさけるために、代わりの寄港地であるマプト湾に向かい、南アフリカのリチャーズ湾に向かう前に、マプト湾に錨をおろす見込み。
クルーメンバーはモザンビークに上陸はせず、税関やパスポート審査の手続きを避けるために、カヌーに宿泊予定であると、ホクレア関係者は語っている。
ホクレアのスポークスウーマン ハイディ・ガス氏は、マプト湾は、アフリカ大陸の東海岸沖に発生する悪天候を、船が避けるための安全な港としてよく使用されると語った。
南から向かっている嵐は、南に流れるアガラス海流と結びつき世界最大の荒波を引き起こす嵐になることもある。
南アフリカの気象局は、ホクレア号に リチャーズ湾に向かうのに、低気圧ゾーンの中を直接航海するよりは、北のマプト湾に迂回するよう助言した。
ホクレアの航海プランナーは、安全な天候に戻るまで待つ予定であり、いつ港を離れることができるかはわからないと話している。
マプト湾は、リチャーズ湾から約227マイル北にあり、リチャーズ湾に到着後上陸し、クルーの交代を行う見込み。
クルーは10月4日、モーリシャスのポートルイスからアフリカ大陸に向けて旅立った。
ナビゲーターのナイノア・トンプソンは自身のブログで先日、「この世界航海には難関な部分もある」と述べている。
「インド洋には、2つのハリケーンシーズンと2つのモンスーンシーズンがあり、さらに、荒波発生率が高いのです」
「慎重に注意深くならなければなりませんが、航海は十分できる場所です」
クルーメンバーはこの航海ルートのために6年間もの間トレーニングを行い、南アフリカ気象サービスによる気象研究や天気予報を頼りに航海を行っている。
衛生追跡網によると、ホクレアは13日火曜日にマプト湾沖北西約50マイルに位置しており、14日水曜日の夜にはマプト湾から30マイル以内を航行中であることが判った。