日本女子3位の快挙! しかも市民ランナー!! 体育協会勤務 鈴木絵里さん
−−秋田県から来た市民ランナーの鈴木絵里さんが見事2時間47分53秒で、3位の表彰台へ!
ハワイが好きで、ホノルルマラソンには7年連続で出場しています。今までの最高は5位でしたので夢みたいです。 沿道で応援してくれていた人が、「一人抜けば3位だぞ!」って教えてくれて、後半スパートできました。本当にうれしい、来年もまた走りたいです。
ハワイ、マラソン、サブ4、全部初めて! 大阪興國高校2年 杉本平汰さん
−−大阪天王寺にある興國高校の修学旅行は毎年ホノルルマラソンなんだそう。
ハワイもマラソンも初めてだという杉本君、3時間ジャスト32秒とは韋駄天の速さじゃないですか! はい、すごくうれしいです。でも多分、僕より早くゴールしている興國生がいると思います。 −−なんと、同じ興國高校2年のウガンガ・ワウエル君は2時間36分04秒! 興國史上最速の速さだったそうです!
女子65〜69歳クラスで1位、しかもPR!! 山根周子さん
−−最後、倒れこむようにフィニッシュ。全身全霊でエネルギーを燃焼し尽くして、すばらしかった。 胃がんで胃を全摘しているので色々な副作用が起こります。今回は走ってる最中は熱中症気味で、走った後には胆汁の逆流を起こしてしまい、薬を飲んでもなかなか治らなかった。去年はレース中に逆流を起こし、37キロ地点でリタイアしたんです。
でも今年は3時間51分40秒のPR(パーソナルレコード)を出せました!
年齢別でも1位になれたし、ダブルで嬉しいです。コアの木の可愛らしい賞品をいただきました。
−−66歳でも記録は更新できるんですね! 練習は絶対に裏切りません。ホノマラの翌日もダイヤモンドヘッドを走ってきました。
−−あんな急な山登り、ヘトヘトで普通のおばさんは走ったりできません。 ハハハ、だから練習は裏切らないんです。私だって10年前、56歳の初マラソンの時は走れない、歩けない、何度も立ち止まってしまった。 2019元旦もマラソンでハッピーニューイヤーです。ハワイカイで行われる10kmレースですが、平坦なところがなくてきついの。またベストを尽くしてきます!
自己新、個人年代別もチームエントリーも3位! エッセイスト・ラジオDJ 飯島寛子さん
−−3時間40分台の目標通り、どんぴしゃの3時間40分19秒、パーソナルレコード更新です。 練習を積んだおかげで、距離に対する恐怖感はありませんでした。ただ一瞬も気は抜けません。集中していないと簡単に抜かされますから。抜かされるとメンタルが落ちるんです。だから給水所で水を取る時も飲む時も、タイムロスがないようにして、腕の振り方やフォームも崩れないよう意識しながら走りました。 後半30キロを過ぎて徐々にラストスパートをかけ、カハラの2回のアップダウンも無事に走れて、ゴールまで、残っていた力を全部出し切ることができました。
−−自分の力を限界まで出し切るなんて体験、走った人にだけ与えられる特権ですね。 この達成感がなにものにも代え難い喜びです。本当はサブ3.5、3時間30分台で走りたいので、タイムはイマイチでしたが満足感はあります。エイジ1,058人中3位入賞というのもとっても嬉しい。 −−チームウォーターメロン(土屋信幸さん、寛子さん、中村元紀さん)も、男女混合チームエイジ3位! 練習も一緒にしてきたので心強かったです。支えてくれた人、応援してくれた人皆さんに感謝です。
−−4人のママとは思えない美脚! 上3人はもう社会人。下の息子は今日、「ママ、クレージー」とか言いながら応援に来てくれました(笑)。
ホノマラ3回目だけど、走ったのは初めて! ライアンさん、応援エリカさん
−−歩きからランナーに大成長!? ラニカイジュースが主催する練習会に出て、走りのコツやフォームを教えてもらいました。タイムは4時間7分、風が強かったけどいい感じで走れました。今はちょっと足が張っているけどカンファタブル、来年も出たい。
−−妻のエリカさんも応援♡ 私はアイナハイナで待っていて、ちゃんと走ってるのを見届けてからゴール付近に移動して、ランナーみんなを応援しながら帰ってくるのを待ちました。 −−練習の甲斐がありましたね。 毎日走るので、洗濯が大変でした。ライアンに頼んでいた食事の買出しも、練習が大変だから私がして。
−−内助の功ですね! それ、ライアンに英語で伝えないと!
在ホノルル日本国総領事館の吉田憲正領事。
25年ぶりのホノマラ完走、とても晴れやかな笑顔ですね。「いえいえ、8キロほどで足に痛みが出て、棄権する勇気もなくて(笑)」。在ホノルル1年目は完走、2年目にタイムという目標だから4時間39分、立派です!「来年リベンジします、なんかリベンジスイッチがカチッと入りました!来年タイムにチャレンジです」
強いアゲンストでペース配分が想定外! フィジカルセラピスト 中村元紀さん
−−モトキ君、去年は男子カマアイナ4位の好成績でした。 去年は3時間10分台だったけど、今年は1分遅れてしまいました(3時間11分33秒)。 前半、ハワイカイまでが強いアゲンストだったのでピッチを上げてしまったんです。腕にペース配分書いておいたんだけど(苦笑)。フィニッシュでエネルギーが切れちゃいました。
−−でもさすが、最後までいい走りでした。 いろんな人が応援してくれて元気もらえましたから。男女混合で3人の合計タイムで競う、ミドルエージでは3位になれました! 今晩みんなでチャイニーズレストランに行ってお祝い会をします。
来年はもっと練習してエントリーしたいです 在ホノルル日本国総領事館首席領事 篠澤孝幸さん
−−泰然と余裕のフィニッシュですね。 いやあ、疲れました。最初はいい感じだったんですが、ハワイカイを過ぎたあたりで足にきました。
−−でも初のフルマラソン完走です。 嬉しいです。美しい自然の景観も満喫できました。これを励みに頑張って練習して、来年もエントリーします。
チーム「メッセンジャー」のエールは最高だ! 「ベンキですかあ〜! ベンキがあればウンチができる! ウンチはやわでも、命はやわじゃない〜〜〜!」 今年も見事、全員が完笑(完走)。しかもいつもは日没後にゴールしていた走者がいたのに、今年はなんと、最終ランナーは11時間30分台。夕方4時の明るいうちにフィニッシュという快挙を達成した。 これからも人生の長いゴールを目指して、皆さん充実した日々をお過ごしください! 勇気と感動をありがとうございました。
がんサバイバーのチーム「メッセンジャー」の前夜祭、今年は熊本から乳腺クリニックの専門医、秋月美和さんがボランティアで応援に駆けつけた。
(取材・文 奥山夏実)