ハワイは、全米で最も健康度の高い州に再度ランク付けされた。 ユナイテッド・ヘルス・ファウンデーションの米国健康度ランキングでは、ハワイは他の州と比較して肥満、精神的ストレス、大気汚染が少なく、最高位にランク付けされた。ハワイは、昨年前までの5年間は連続でトップだったが、昨年は第2位であった。 「残念ながら、ハワイの肥満度が改善したかどうかは分からない。しかし、本土の多くの州での肥満度が悪化しているので、比較するとハワイがよく見える」とユナイテッド・ヘルスケアのヘイウッド氏は述べた。 今年の報告書では、全国の肥満指数が過去最高を記録した。初めて、成人人口の30%以上が肥満であるとされ、前年より5%増加した。肥満は、がん、心臓疾患、糖尿病などの慢性疾患の最大の要因である。 「残念なことに、ネイティブ・ハワイアンは、肥満、糖尿病、うっ血性心不全などの割合が高い。また、低所得者も健康上の問題を起こしやすい」と同氏は述べた。
この報告書によると、州の保険非加入率は低く、過去5年間で人口の7.8%から3.7%に減少した。喫煙率は過去6年間16.8%から12.8%に低下した。 一方、一次医療の医師数は過去2年間で人口10万人あたり172.6人から187.6人に増加した。しかし、依然としてハワイの医師はかなり不足している。タバコの喫煙は減少したが、電子タバコの喫煙が、特に若者の間で急増している。 ハワイにおけるその他の主な課題は、青少年の予防接種率が低い、食中毒の原因であるサルモネラ菌の発生率が高い、過剰飲酒、である。過剰飲酒は 過去5年間、成人人口の19.7%から21.1%に上昇した。また、同時期の糖尿病は成人人口の7.8%から10.9%に上昇した。 ハワイ以外で最も健康度の高い州にランク付けされたのは、マサチューセッツ、コネチカット、バーモント、ユタである。ルイジアナは最下位で、ミシシッピ、アラバマ、オクラホマ、アーカンソーがそれに続いた。
(日刊サン 2018.12.22)