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ハワイ不動産ニュース:7つのバケーションレンタル法案を市議会が審議

オアフ島のバケーション・レンタルを規制する7つの法案が、12月5日のホノルル市議会に提案された。

 

コールドウェル市長が提案した89号法案は、新しいベッド・アンド・ブレックファースト施設(B&B)と短期宿泊施設(TVU)の許可を義務付け、その運営に厳しい規定を設け、違反に厳しい罰金を課すものである。 市は1989年にバケーション・レンタル認可証の交付を止めた。市企画・認可証発行局(DPP)によると、現在リゾート区域外の認可は816件で、オアフ島の違法レンタルは6,000-8,000件に上ると考えられている。 1989年以降、市議会は色々な法案を審議したが、何も裁決されなかった。 バケーション・レンタルの議論は非常に感情的なものである。

 

その支持者は、住宅所有者は物件レンタルが収入源になり、ハワイ訪問者にホテルやリゾート以外の体験を提供すると述べ、反対派は、近隣に対する迷惑行為が増え、住宅不足に拍車をかける、と主張している。ホノルル企画委員会は、市長の提案した89号法案を承認した。 DPPは、バケーション・レンタルの合計数が、オアフ島の8つの開発地区における住宅数の1%を超えないように、B&BとTVUの数を約4,000に制限する予定である。それ以前の法案では、一世帯住宅とB&Bの数に制限がなく、二世帯以上の住宅にのみ数の制限が設けられていた。

 

89号法案では、最初の違反については千ドルの基本罰金とその後は1日につき千ドルの罰金が課せられ、2回目の違反には2万5千ドルの基本罰金とその後1日につき2万5千ドル、3回目の違反は5万ドル、4回目は10万ドルの罰金が課せられる。 さらに、法的に認可されたB&BおよびTVUへの課税は、住宅用不動産の税率ではなく、より高いレンタル用不動産の税率になる。 広告には、TVUまたはB&B登録番号の記載が義務付けられ、違反には罰金が課せられる。 同時に提出された86号、87号、88号法案は、認可方法、違反取締り、罰金が市長提案の89号法案とは異なり、既存のB&BとTVUを既得権として認めている。 市議会ゾーニング委員会のパイン委員長は、許可には近隣住民の意見を反映させるべきだと述べた。

 

法律の執行をより強化するために、市議会はDPPでの10人の新規雇用を承認した。 メナー議員は85号法案を提案し、地域住民が違反者に対し民事訴訟を起こす権利を認めている。 行政府が提案した90号法案と91号法案は、物件売却時に当該物件でB&BまたはTVUが運営されているかどうかを告知することを義務付け、DPP検査官または他の市の職員に嘘をついた場合は軽犯罪となり、最長1年の懲役、最高2千ドルの罰金、または最長80時間の社会奉仕、の対象となる。

(日刊サン 2018.12.19)