州は、キラウエア火山の噴火被害からの早急な復興を支援するため、ハワイ島に1000万ドルの助成金を交付することになった。また、ハワイ郡議会は11月20日同補助金の受入を承認した。 この補助金は、地域住民の健康、安全、福祉の保護と、火山噴火によって被害を受けた住民や農業企業の移転計画のために使用されなければならない。 ハワイ郡は、5月の噴火の災害対応のために、以前州から1200万ドルを受取っており、この内約4百万ドルが未使用となっている。 郡は、州議会に復興対策を検討するための臨時州議会の開催を求めていた。ハワイ郡長キム氏の首席補佐官のタケモト氏によると、次の1月の州議会で、郡は州に対し約1億5,000万ドルの復興助成金の提供を要請する。 援助要請の草案によると、これまでの州からの助成金の2200万ドルは、6月までの「緊急対策」用に使われる。 検討中の予算には、同島の長期的な復興のための約4億8千万ドルの連邦政府補助金が含まれている、とタケモト氏は述べた。
(日刊サン 2018.12.01)