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ハワイ不動産ニュース:モアナパシフィックの開発業者がカピオラニの不動産を買収

開発業者エバー・シャイン社は、ハワイ・コンベンション・センター近くのカピオラニ通りに面した2つの不動産を購入した。買収価格は未発表。売手はセイジュ社、マルイトUSA社、TYA社の3社でクッシュマン・ウェイカーフィールド・チェイニー・ブルックス社が仲介を行った。 カピオラニ通り1659番と1673番の2つの物件は、合計56,250平方フィートの広さで、ストリップ・バーのクラブ・ファム-ヌ、アダルト・ビデオ・ショップ、複数のレストランなどが入居していた。

 

エバー・シャイン社は再開発やそのタイムテーブルは未定だとしている。 ハイテク起業家のフレッド・チャンとアニー・チャンが率いる同社は、1998年にマッキンレー高校の隣の土地を2600万ドルで買収し、関連会社KCレインボー・ディベロップメント社を起用し2007年にモアナ・パシフィックを完成させた。 KC社は、この2の物件から遠くないカピオラニ通りにモアナ・ビスタという3つ目のタワーの開発を開始したが、景気後退の影響で需要が鈍化し、2008年に建設が暗礁に乗り上げた。他の開発業者がこれを買い上げ、2011年にパシフィカという名前のタワーを完成させた。 クッシュマン社のスティーブ・ソンブレロ社長によると、エバー・シャイン社はこの地域の活性化を図るため新たに買収した土地に付加価値のあるものを作る計画である。この地域には、マンションやホテルのプロジェクトが計画され高架鉄道がアラ・モアナ・センターまで延長される。 「アラ・モアナ駅が完成すると、カピオラニは生活、仕事、遊びのための究極の空間になるであろう」と同氏は述べた。

(日刊サン 2018.11.03)