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ハワイ不動産ニュース:マウイ島のリッツカールトンカパルアが最高価格で売却

マウイ島のリッツ・カールトン・カパルアは、10月16日1部屋あたり約100万ドルの価格で売却された。ハワイ州で過去最高の一部屋当たりの販売価格の一つである。 買手はブラックストーン・リアル・エステート・パートナーズ社で総額2億7500万ドルを支払ったと見られている。同ホテルは、49エーカーの敷地に、107戸のコンドミニアムを含む297室を持ち、ビーチフロント、ゴルフ、テニス設備の素晴らしさで知られている。 同ホテルは、2016年に3社の合弁企業体により1億6400万ドル以上で買収された。 ホスピタリティ・アドバイサーズ社のトイ社長によると、世界市場でハワイは引き続き魅力的な投資先であることが、この短期間でのキャピタル・ゲインの大きさと1部屋当たり925,926ドルの買収価格に反映されている。この一部屋当たりの買収金額は、今年のハワイ州におけるホテル買収で3番目に高く、今まででトップ10に入るものである。 「ハワイは、世界で最高の業績を誇るホテル市場の一つで、その業績は際立っており、常に米国でトップ3に位置している。ニューヨークと同じレベルで、サンフランシスコの上のレベルである」と同氏は語った。

 

コリアーズ・インターナショナル社の上級副社長のブラットン氏は、「5つ星のホテルは、このレベルの価格で買収されることがしばしばあるが、これは間違いなく2018年の最大級の買収である」と述べた。 一部屋当たりの買収金額の実績を見てみると、ハワイにおける2017年のホテル不動産取引における1部屋当たりの平均買収金額は536,481ドルで、その年の全米の州で最高値であった。2016年は553,670ドルで、リッツ・カールトン・カパルアの1部屋当たりの買収金額は、2016年の平均値の167%である。 「一部屋当たりの買収金額はこの2年間に大幅に上昇している。ブラックストーン社は、今年初めにウォルドルフ・アストリア・グランド・ワイレアを買収し、リッツ・カールトン・カパルアを買収した。私は同社が他の大型物件買収を計画していると思う」と同氏は述べた。 ハワイのホテル市場は過去最高の状況である。新しいホテルの建設がなく、多くの機関投資家がハワイのホテル資産を求めている。 しかし、これがどこまで続くかは、金利、資本市場、市場流動性にかかっている。

 

(日刊サン 2018.10.30)