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シャミナード大学 ネイティブハワイアンに向けた奨学金制度開始

Bynikkansan

10月 3, 2015

シャミナード大学は、カメハメハスクールと新たな提携を結び、ネイティブハワイアンのSTEM(科学、テクノロジー、エンジニア、数学)に関連した学士取得を目指す学生への全額奨学金制度を次の秋セメスターから開始すると25日金曜日に発表した。

 

 

ハワイ語で「成長もしくは発芽」を意味するホオウルとよばれる奨学金プログラムが開始されると、毎年およそ20名のネイティブハワイアンの大学生に経済的援助と学問的支援が提供される。

 

 

シャミナード大学が、学費の50%をカバーし、残りの50%をバーニース・パウアヒ・ビショップの遺言で寄付を受けているカメハメハスクールがカバーする予定。通常かかる学費は、2015-16年度で約2万2千ドルである。

 

 

シャミナードは、生化学、生物学、環境学、犯罪化学、看護などSTEMに関連した分野の学士号が複数ある。 「スタートととしてはこれは奨学金プログラムであり育成プログラムです」とインタビューで、ネイティブハワイアンパートナーシップについてシャミナード大学オフィスディレクターは語った。

 

「このプログラムは、STEMの分野でリーダーになり、コミュニティーの声となれるような学生達を育てるものです。もっと大きな視点から見ると、これはラフイ(ハワイアンの人々)を支援するものになります」 経済的支援に加えて、ホオウルプログラムは、「学問的なものと、非学問的なこと、例えば家庭教師、養育制度、インターンシップ、研究の機会なども含めたサポートを用意し、プログラムの強化と学生達の成功を確実なものにしていきます」とカメハメハスクールの戦略&イノベーション担当副社長であるローレン・ナーム氏は語った。

 

 

ナーム氏は、シャミナード大学は生徒一人一人に焦点を当てるため少人数制で生徒が親密になれるようデザインされており魅力的なパートナーであると語った。

 

 

「私たちの一番の望みは、生徒たちが通常より高い割合で、4年間でSTEMの学士号を取得できるようにすることです」とナーム氏は述べ、「我々は4年間で85%の生徒が卒業することを望んでいます。それが私たちのゴールです」と語った。

 

 

全米でみると、フルタイムの学生の59%が、6年間で、39%の卒業生が4年間で学士号を取得していると全米教育局は発表している。 カメハメハスクールのCEOであるジャック・ウォン氏は、書面で「シャミナードのようなネイティブハワイアンを支援する機関と協力していくことは、ハワイアンの学生たちの高校卒業後の進路をより高めていくという我々の戦略的方向性に合致しています。私たちは共に、コミュニティーに安定的に貢献し、リードしていけるように十分に備えましょう。

 

地域的的にも、国際的にも」と発表している。 シャミナードには、約2500人の生徒が入学し、そのうち13%がネイティブハワイアンとなる。