9月市議会が可決し、コールドウェル市長が署名した法案が施行され、大規模住宅、いわゆる違法モンスター・ハウスの建設者とその他の市建築基準法違反者により厳しい罰則が科せられることになった。 新法では、罰金が大幅に増やされ、市との罰金交渉が禁止され、違法建築物の所有者には建物全体、または違反した部分の取壊しを義務付けている。 「モンスター・ハウスの問題は、オアフ島住民の頭痛の種であったが、同法案が施行され、許可なしに建設を続けたり、違法建築物を建てれば、非常に厳しい罰金が科せられる」と市長は声明の中でコメントした。 無許可で建設をしたり建設中止を命ぜられた者は、建設許可証発行手数料の10倍もしくは1万ドル、のいずれか大きい額に違反日数を掛けた額を支払わなくてはならない。 以前の罰金は、2,000ドルに加え、それに違反日数を掛けた金額の両方であった。 この法案成立の背景には、市の企画・許可証発行局(DPP)が建築法およびゾーニング法の違反者を取り締まれていないという不満や、「モンスター・ハウス」の出現に対する抗議の高まりがあった。古いホノルルの住宅地にしばしば見られる大型住宅は、周りの環境に合っていなかった。 例えば、新法は、建築許可証がなく建設中止命令にもかかわらず建設されたカパフル通りの大型住宅を対象とする。9月26日現在、この家の所有者に対する罰金は、違法建築物の違反日数分が18万4千ドル、違法な壁の違反日数分が2万ドルになっている。
(日刊サン 2018.10.13)