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日本航空のコナ直行便 再開から1年

Bynikkansan

10月 6, 2018

日本航空がコナ行きの直行便を再開して一年、JALは、9月15日ケアホレのエリソン・オニヅカ・コナ国際空港で運航再開1周年を祝った。州とJALの関係者は、成田から199人を乗せた770便の到着に合わせ、ゲートセレモニーを行った。 アメリカ担当のキヨト・モリオカ上級副社長も参加し、「ハワイは、自然の魅力を日本人に提供してくれる。逆に、日本に興味のあるハワイ島の人々は、日本の美しさを体験してほしい。より多くの人々が、東京への直行便を体験して欲しい」と語った。 マッカートニー州知事首席補佐官、運輸局バテイ局長、ハワイ観光局シゲッティCEOも出席した。

 

JALは、1996年6月から成田-ハワイ島の直行便を毎日運航していたが、2008年の世界金融危機の影響と政府支援の再建計画の一環として2010年10月コナ便の運航を中止した。しかし、2017年9月15日、コナ直行便の毎日運航を再開した。 ハワイ観光局によれば、コナ便再開の初年度には、訪問者支出7349万ドル、税収858万ドル、895の雇用が創出された。 ハワイアン航空は、2016年12月にコナ-羽田間の便を週3回就航させ、コナを国際空港とし、次年にJALが毎日直行便を運航開始してハワイ島経済の拡大に寄与した。 ハワイ島観光局専務理事のロス・バーチ氏によると、日本からの訪問者は、ハワイ島市場では30%から45%を占めていたが、日本からの直行便が止まり10%に減少した。しかし、キラウエア噴火前には35〜40%増加した。噴火によるハワイ島火山国定公園の封鎖によって、大きく落ち込んだが、また大きく上昇に転じている。

 

(日刊サン 2018.10.06)