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ハワイ不動産ニュース:オアフ島の戸建住宅の中間価格が過去最高を記録

9月7日に発表されたホノルル不動産業者協会の報告によると、オアフ島の住宅市場は8月にわずかな上昇し、中古一戸建住宅の中間価格が$810,000となり、初めて80万ドルのラインを超えた。これは、前年の786,250ドルよりわずか3%高いものだが、2017年6月の過去最高価格の795,000ドルを上回った。8月の販売物件は354件で、前年同月の362件から2%減少した。 80万ドル超えは、住宅を購入しようと考えている人にとって、衝撃であったかもしれないが、市場の分析者は、ここ数年の中間価格の着実な上昇を前提に、今年または来年に80万ドルに達するであろうと予想していた。 ハワイの不動産会社ロケーションズの社長兼CEOのスコット・ヒガシ氏は、「この12カ月間を見ると、過去8年間の着実な継続的な価格上昇が理解できる」とコメントしている。 毎年の中間価格は、2012年に60万ドルを上回り、2015年には70万ドルを突破した。その4年間の年上昇率は3.7~7.8%であった。

 

今年の最初の8カ月間の一戸建住宅の中間価格は785,000ドルである。これは昨年同期間の757,000ドルから3.7%上昇した。 今年の中間価格が、残り4カ月の間に80万ドルを上回るとは考えにくい。 ハワイ大学経済研究機構は、今年の中間価格は784,200ドルで、来年は1.9%上昇して798,900ドルとなり、その後2020年には1.2%増の808,800ドルになると予測している。 ホノルル不動産業者協会のダリル・マチャ会長は、中間価格より低いもっと手頃な価格帯をアピールし、60万ドル以下の不動産も多く出回っている、と述べている。 報告書によると、8月600,000ドル以下で販売された物件には、エバの平均的な状態の物件と、マイリとマカハのいくつかの優良物件、大規模な修繕が必要なパシフィック・パリセーズの物件、解体を必要なパール・シティの物件もあった。 オアフ島のコンドミニアムは、通常、戸建て住宅よりも大量に販売され、より手頃な価格の物件を提供している。 8月のコンドミニアムの中間価格は427,000ドルで、前年の419,000ドルから2%の増加となった。過去の記録は3月の435,000ドルである。 8月のコンドミニアム販売数は521件で、前年同期の575件から9%減となった。 一般的に、販売に出されるオアフ島の住宅数はかなり限られており、8月に戸建て住宅とコンドミニアムの販売が減少したのはそれが原因かもしれない。

 

(日刊サン 2018.09.18)