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モイリイリ 学生住宅タワー完成

Bynikkansan

8月 18, 2018

モイリイリの14階建て学生住宅タワー「ハレ・マハナ」の完成式典が9日に開催された。8月20日のハワイ大学新学期開始を前に、15日から入居が開始。式典には第1期の入居者も集まった。 開発したのはカリフォルニア州を本拠地とするラコニア・デベロップメントとテネシー州のEdR・カレッジェイト・ハウジング。ラコニアのCEOポール・メンジーズ氏によれば、来年にかけて全室の入居が完了する予定だという。2シーズンかけてユニットが埋まっていくのが標準のペースといわれており、同氏はハレ・マハナのうち60%の賃貸契約が年内に完了すると予想している。

 

1部屋につきベッドが1台のユニットは195戸用意され、月額家賃は家具と光熱費込みで900~2200ドル。1戸に複数の寝室を有するシェアタイプの物件は、ツインベッドの部屋の900ドルから個室タイプの1350ドルが設定されている。タワーは全590戸で学生や教職員が入居できる。 ハレ・マハナは屋上ラウンジ、フィットネスセンター、コンピューター室、学習室を完備。屋上ラウンジからはマノア・バレーやハワイ大学が臨めるという。 ハレ・マハナではまだ外装工事が進んでおり、駐車場へ通じる私有道路を巡る訴訟問題も抱えている。投資事務所のマルラニ・グループは同社が所有するカフナ・レーンがタワーの車200台、バイク84台、自転車208台を収容する駐車スペースへの唯一のアクセス経路となることが過負荷で危険であるとし、開発業者に改善を求めた。開発業者は現在、入居者はカフナ・レーンを自由に利用できると表明しているが、次回法廷は2019年8月に予定されている。

 

(日刊サン 2018.08.18)