一度行ったら絶対に「また来たい!」と思うグリーンルームフェスティバル。今年も9月7日(金)&8日(土)にワイキキシェルで開催が決定し、この日を待ち遠しく思っている人も多いはず。グリーンルームフェスティバルは、サーフカルチャー、ビーチカルチャーをバックボーンに持つ、音楽とアートを融合したイベントである。
海(ビーチ)を守るためのカルチャーイベント
日本では毎年5月に開催し2日間で11万人もの人を動員する日本最大級のイベントのグリーンルームフェスティバル。2015年に10周年の大成功をおさめたのを機に、ハワイでも開催することになった。今年は4回目となるが、コンセプトは一貫して『Save the Beach, Save the Ocean』。年々海の規模が小さくなっている現実やプラスチックがどれだけ海に有害であるか、どうやったら海(ビーチ)を守っていけるかを音楽やアートも交えて訴えていく。それに賛同したハワイ内外のミュージシャンがライブをする他、ヘザー・ブラウンを始め有名ローカルアーティストたちも集い作品を展示するアートエリアや、お洒落なビーチ雑貨の販売ブースが並ぶビーチマーケットやビーチフードエリアなどが設置される。 また、毎年ハワイの環境保護団体と協力をし、ビーチクリーンも行っており、今年も8日(土)の朝フォートデルシーのビーチにて開催する。さらに今年はビーチサッカーの試合も同時にとり行い、楽しい日米友好戦となるだろう。他にも、今年は日本からモデルの堀田茜さんや有末麻祐子さんが登場するビーチサミットもフェスティバル内で開かれる。
若大将加山雄三も参加決定!
気になるライブパフォーマンスだが、今年は初日7日(金)にハワイの歌姫Anuhea、世界チャンピオンサーファー兼ミュージシャンのMakua Rothman、また、レゲエロックミュージシャンのMike Love、カリフォルニアからはロックバンドAllah-Las、さらに、オーストラリアからもThe Babe Rainbowが参加する。8日(土)は、ケツメイシが3年連続、スガシカオが2年連続で出演が決まっている。しかも、両者とも「毎年出演できるものなら出たい!」とこのフェスティバルでのパフォーマンスを心底楽しみにしているそうだ。また、注目の初参加は、Nulbarich。このバンドは11月に武道館でのコンサートがあるが、すでにチケットは完売という現在人気沸騰中のグループである。そして、今年はなんとあの加山雄三が登場することでも大きな話題になっている。主演映画『ハワイの若大将』55周年も記念して今回の参加が決まった。日本では、年齢差48歳という史上稀に見るロックバンド“THE King All Stars”として80代の今も精力的に活動しており、今回のグリールームフェスティバルでも、自ら若者たちが集うところに参加し、一緒にこのイベントを盛り上げようと意欲満々だ。ハワイではこのような複合型フェスティバルは皆無に等しく、このグリーンルームフェスティバルはいわばパイオニア的存在。毎年新しいことも盛り込んでいるので、毎回違う楽しみ方ができる。今年もハワイに大きな波を起こしてくれること間違いなしのフェスティバルだ。
GREENROOM GALLERY
https://www.greenroomhawaii.jp/ ☎(808)931-8908
JTB Hawaii
(日刊サン 2018.08.11)
(取材・文 実紀カバットバット)